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楽曲詳細データ 【V】

弦楽合奏曲リストに掲載した楽曲の詳細情報です。

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作曲者名 アルファベット索引
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ヴィヴァルディ オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV455 (P306, FZ-2)
ヴィヴァルディ 弦楽のため協奏曲 ト短調 RV152 (P371, FXI-27)

ヴィヴァルディ,A.

作曲者 ヴィヴァルディ,アントニオ
Vivaldi, Antonio (1678-1741)
曲名 オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV455 (P306, FZ-2)
Concerto per oboe F-Dur RV455 (P306, F VII-2)
作曲年 不明
楽器編成 オーボエ・ソロ/弦楽4部、通奏低音
演奏時間 10分
楽章構成 第1楽章 (Allegro giusto) 3/4 ヘ長調
第2楽章 Grave 4/4 ハ長調
第3楽章 Allegro 12/8 ヘ長調
説明  ヴィヴァルディのオーボエ独奏のための協奏曲は全部で 19曲が残されている。他にも2つのオーボエのための協奏曲やオーボエと他の楽器のための協奏曲などがあり、ヴィヴァルディのオーボエへの関心は高かったが、生前に曲集としてまとまった出版はされなかった。

 このヘ長調のオーボエ協奏曲は、急-緩-急の3楽章で構成され、速い楽章にリトルネロ形式を用いた典型的なヴィヴァルディ・タイプのソロ・コンチェルトである。

 第1楽章は力強いユニゾンのトゥッティ(総奏)で始まる。同音を連打する簡潔な主題がヴィヴァルディらしい。5つのトゥッティと4つのソロが交替するリトルネロ形式で、オーボエ・ソロはトゥッティと交替するたびに次々と新しい素材を繰り出して華々しく活躍する。第2楽章では低弦パートが休み、オーボエ・ソロとヴァイオリンが掛け合いながら互いに語りかけるように歌う。第3楽章は跳びはねるようなトゥッティ主題による軽快なジーグ。

出版社  
CD Jaroslav Kr(e)cek(cond)/Capella Istropolitana
Gabriela Krckova(oboe)
Naxos 8.550384 "VIVALDI Famous Concerti"

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作曲者 ヴィヴァルディ,アントニオ
Vivaldi, Antonio (1678-1741)
曲名 弦楽のための協奏曲 ト短調 RV152 (P371, FXI-27)
Concerto per archi g-Moll RV152 (P371, F XI-27)
作曲年 不明
楽器編成 弦楽4部、通奏低音
演奏時間 6分
楽章構成 第1楽章 Allegro molto 2/4 ト短調
第2楽章 Andante molto 3/4 変ロ長調
第3楽章 Allegro molto 2/2 ト短調
説明  独奏楽器を持たない弦楽合奏と通奏低音のための協奏曲。ヴィヴァルディはこのタイプの弦楽合奏曲を「コンチェルト」または「シンフォニア」というタイトルで多数作曲している。

 このト短調の協奏曲は第3楽章にフーガが用いられているところに特徴があり、魅力となっている。

 第1楽章は緊迫した主題で決然と開始される。ソロはないがリトルネロ形式を踏襲しており、計4回登場する開始主題の合間のソロに相当するところに変化に富んだ楽想が展開する。第2楽章では、1st, 2nd両ヴァイオリンがほとんどユニゾンで3連符の旋律を奏し、中低弦パートは終始伴奏する。第3楽章は主題と2つの副主題が三つ巴でからみ合うフーガである。

出版社  
CD イ・ムジチ合奏団 「ヴィヴァルディ 弦楽のための協奏曲集」
I MUSICI "Vivaldi 9 Concertos"
Philips PHCP-9027 (1983)

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   更新日 2006年6月10日