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音楽用語英和辞典


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音楽関係の英語文献を読むときに役立つ英和辞書です。

輸入版のCDの解説、スコアの序文、パート譜の脚注からインターネッ
トの楽曲情報まで、英語で書かれた文書を読むときに手助けとなるよう
な英単語集をまとめてみました。

音楽用語英和辞典
音楽の専門用語だけでなく、音楽に関わる日常的な英語表現についても掲載した英単語集です。単語の説明文については、できるだけ複数の文献を参照して要点を簡潔にまとめました。 【参考文献】

英語以外の外国語は、《伊》イタリア語、《独》ドイツ語、《仏》フランス語、《羅》ラテン語、《希》ギリシア語 で示しています。よく使われる単語の各国語については、楽器・楽曲名の各国語対照表をご覧ください。

アルファベット索引
A B C D E  F G H I J  K L M N O  P Q R S T  U V W X Y  Z

【更新情報】


[A]
 
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abbreviation n. 省略法、省略記号
楽譜を読みやすくするために、同一音型の繰り返しなどを簡略に表記する記譜のしかた。またはその記号。
absolute music n. 絶対音楽 cf) program music (標題音楽)
absolute pitch n. 絶対音感
a cappella n. 《伊》ア・カペラ、ア・カペッラ
楽器伴奏のない合唱音楽。もともとは宗教音楽における無伴奏の合唱曲を意味していたが、19世紀以降、世俗音楽に対しても拡大して使われるようになった。a cappella というイタリア語は「礼拝堂風に」の意。「最後の審判」の祭壇画で知られるシスティーナ礼拝堂で、合唱の伴奏に楽器を用いない習慣があったことに由来すると言われる。
acc. p.p.  accompanied の略
accent n. アクセント、強勢
All the notes should begin with accents. (全ての音にアクセントを付ける)
accent vt. アクセントを付ける、アクセントを置く
accented syllable (アクセントのある音節)
accentuate vt. アクセントを付ける
accentuated note (アクセントの付いた音)
accentuation n. アクセントの付け方、アクセント法
accessory notes n. トリルやターンによって生じる装飾音。トリルやターン記号が付された記譜上の音符(主要音 principal note)に対して、トリルやターンによって生じる1音上または1音下の音。
acciaccatura n. 《伊》アチャッカトゥーラ、短前打音
主要音(旋律の構成音)の前に置かれた半音下の補助音。演奏時には補助音は主要音と同時に奏し、直後に消す。19世紀以降の記譜では、小さな8分音符の棒に斜線を入れて表すことが多い。
cf) appoggiatura (アポッジャトゥーラ、前打音)
accidental n. 臨時記号
Accidentals apply to the bar and the part. (臨時記号はその小節と声部のみに有効である)
accompanied p.p. 伴奏付きの cf) unaccompanied (無伴奏の)
accompaniment n. 伴奏
with piano accompaniment (ピアノ伴奏付きの)
accompany vt. 伴奏する
accompany A with B (BでAの伴奏をする)
accompany a song with a flute
accompany its song-like melody with a semiquaver figuration
accord n. 《仏》アコード、和音 =chord 《英》コード
accordatura n. 《伊》アッコルダトゥーラ
(変則的な調弦に対して)通常の調弦。
cf) scordatura (スコルダトゥーラ、変則的な調弦)
accordion n. アコーディオン
acoustic a. (1) 音響の、音響学の
(2) (楽器が)電気的に増幅していない
acoustics n. (1) 音響学
(2) 音響、音響効果、音響特性
This hall has good acoustics. (このホールは音響がよい)
act n. (オペラや演劇の)幕
one-act opera (一幕物のオペラ)
in Act I , Scene ii (第 1 幕第 2 場で)
adagietto ad. 《伊》アダージェット
「アダージョよりやや速く」
adagio ad. 《伊》アダージョ
「ゆるやかに」 ラルゴとアンダンテの中間の速度。
ad lib. ad. アド・リブ、ad libitum の略
ad libitum ad. 《羅》アド・リビトゥム、演奏者の随意に、自由に
=ad lib. (アド・リブ)
(1) ある声部または楽器の使用を任意とする指示
(2) 即興的に装飾音を付加したり、変奏したりすること
affettuoso a. 《伊》アフェットゥオーソ、アッフェットゥオーソ
=affectionate, with tenderness
「愛情深く」「やさしく」 =affectionately
ヘンデルの合奏協奏曲 Op.6-4 の第1楽章に Larghetto affettuoso の指示がみられる。
Agnus Dei n. 《羅》アニュス・デイ (平和の賛歌)
ミサ通常式文の5番目の聖歌。司式者が聖体のパンを切り分けるときに「Agnus dei, qui tollis peccata mundi miserere nobis (神の子羊、世の罪を除きたもう主よ、われらをあわれみたまえ)」と歌われる。
agogic
agogics
n. アゴーギク、緩急法、速度法  Agogik 《独》
厳格なテンポによらず、微妙な速度変化によって音楽演奏に生き生きとした表現を与えること。
air n. (1) アリア =aria
(2) エア、16〜17世紀イギリスのリュート歌曲
(3) 歌、(簡単に覚えられるような)メロディー
Londonderry Air (ロンドンデリーの歌)
air n. 《仏》エール
16〜18世紀フランスにおける、歌曲、劇音楽での歌、オペラや組曲の中の器楽曲。
air de cour (エール・ド・クール)
Alberti bass n. アルベルティ・バス
古典派の鍵盤音楽に特徴的に見られる分散和音の伴奏型。イタリアの作曲家 Domenico Alberti (c1710〜1746)の名にちなむ。
aleatory music n. 偶然性の音楽
作曲または演奏が、作曲者によって多かれ少なかれ不確定のままにされている音楽。
cf) aleatoric =aleatory (偶然性の)
allargando ad. 《伊》アッラルガンド、アラルガンド
「強くしながらだんだん遅く」「次第に幅広く」
allegretto ad. 《伊》アレグレット
「アレグロよりやや遅く」
allegro ad. 《伊》アレグロ
「速く」
alleluia n. 《羅》アレルヤ、アレルヤ唱
ミサ固有式文の3番目の聖歌。グラドゥアレ(昇階唱) gradual に続いて歌われる。アレルヤとはラテン語で「主を賛美せよ」を意味する歓呼の言葉で、ヘブライ語の「ハレルヤ hallelujah」に相当する。なお、四旬節の期間中やレクイエムでは、アレルヤの代わりにトラクトゥス(詠唱) tract が歌われる。
allemande n. 《仏》アルマンド
16世紀初期のフランスに現れたドイツ起源のゆるやかな2拍子系の舞曲。フランス語で「ドイツの」の意。17世紀には様式化され、クーラント courante と対になって組曲の冒頭に置かれた。
ametrical rhythm n. 不規則なリズム =non-metrical rhythm
amplify vt. (音声などを)増幅する
amplitude n. 振幅
anacrusis n. 弱起
楽曲やフレーズが弱拍(小節内の第1拍以外の拍)から始まること。
analysis n. 分析、楽曲分析  cf) Analyse 《独》アナリーゼ
音楽作品の形式や構成を解析すること。
andante ad. 《伊》アンダンテ
「歩くような速さで」 アダージョとアレグレットの中間の速度。
andantino ad. 《伊》アンダンティーノ
(1) (現代の通常の解釈では)アンダンテよりもやや速く。
(2) (モーツァルトの時代の解釈では)アンダンテよりもやや遅く。(1)と(2)のような解釈のあいまいさは、アンダンテを速いテンポと感じるか遅いテンポと感じるかによって生じる。
answer n. 応答  cf) subject (主題)
フーガやカノンで、ある声部が提示した主題に対して他の声部が答える模倣楽句。
antecedent n. (1) 前楽節  cf) consequent (後楽節)
後楽節 consequent とともに、大楽節 sentence という旋律または主題の基本となる構造単位を構成する。前楽節4小節と後楽節4小節で、合わせて8小節の形を取ることが多い。
(2) フーガの主題、先行声部  cf) consequent
フーガやカノンで、先行声部が提示する主題のこと。
anthem n. アンセム
主に英国国教会系教派(聖公会)の礼拝で歌われる英語の宗教合唱曲。
cf) national anthem (国歌)
anticipation n. 先取音
antiphon n. アンティフォナ =antiphona 《羅》
詩編と結びついて歌われる典礼聖歌のことで、散文体の歌詞を持つ。2つの合唱体が交互に掛け合いで歌う「交唱」という初期キリスト教以来の歌い方に由来する。下記の説明(1)を参照。
(1) 聖務日課 divine office において詩編 psalm やカンティクム canticle の朗唱の前後に歌われる短い聖歌。朝課、賛課、晩課の詩編唱のためのグレゴリオ聖歌アンティフォナが代表例。
(2) ミサにおける、入祭唱 Introit、奉献唱 Offertory、聖体拝領唱 Communion の3つの固有式文聖歌 Proper chants を指す。
(3) 聖母マリアのアンティフォナ。聖務日課の終課で結びの歌として歌われる聖母マリアへの賛歌。
antiphona n. 《羅》アンティフォナ =antiphon 《英》
antiphonal a. かわるがわる歌う、交互に演奏する
divided antiphonally between strings and wind (弦楽器と管楽器が交互に演奏するように分かれている)
antiphonal
antiphonary
antiphoner
n. アンティフォナーレ =antiphonale 《羅》
ローマ・カトリック教会の聖務日課 divine office で歌われる聖歌を楽譜付きで収めた聖歌集。
antiphony n. 2つの合唱体(聖歌隊)で歌われるアンセムや詩篇において、一方の合唱が他方に返す応答。または交互に歌うこと。
appassionato a. 《伊》アパッショナート、アッパッシオナート
「情熱的に」 =passionately
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調の第1楽章に Allegro molto appassionato の指示がみられる。
appoggiatura n. 《伊》アポッジャトゥーラ、前打音、倚音(いおん)
[複数形] appoggiaturas
主要音(旋律の構成音)の前に補助的に置かれた装飾音。
double appoggiatura (複前打音)
the trill with appoggiatura (前打音を伴ったトリル)
cf) acciaccatura (アチャッカトゥーラ、短前打音)
archbishop n. (カトリックの)大司教
cf) bishop (司教)、priest (司祭)
aria n. アリア
arioso n. 《伊》アリオーソ
「アリアのように」「旋律的な」の意。朗唱様式に対して歌謡様式を指す。
(1) レチタティ−ヴォの途中や終わりにみられる、テンポが一定した短い旋律的なパッセージ。
(2) レチタティーヴォとアリアの中間的な性格の曲。
(3) オペラやオラトリオの中の短いアリア。
(4) 器楽曲では上記と同様な様式による楽章。
arpeggiate vt. アルペッジョで演奏する
arpeggiated chord
The triad in the right hand may be arpeggiated. (右手の三和音はアルペッジョで演奏してもよい)
arpeggio n. アルペッジョ [複数形] arpeggios
和音の各音を同時にではなく、下または上から順々に演奏する奏法。語源はイタリア語の arpeggiare (ハープを演奏する)。
arr. p.p. arranged の略
arrange vt. 編曲する  cf) transcribe
arrangement n. 編曲    cf) transcription
arsis n. 《希》アルシス cf) thesis テシス
元来は古代ギリシアの舞踏において、アルシスは足を上げること、テシスは足を下げることを意味した。
(1) 強勢が置かれない拍、弱拍、上拍
(2) (古典詩の)弱音部、抑音部
(3) (英詩の)強音部
art n. 技法、技巧  cf) Kunst 《独》
"The Art of Fugue" (バッハの「フーガの技法」) cf) "Die Kunst der Fuge" 《独》
articulation n. アーティキュレーション
演奏に際しての、音と音の間の切り方、つなげ方。
a t. ad. 《伊》a tempo の略。 =a tem.
a tem. ad. 《伊》a tempo の略。 =a t.
a tempo ad. 《伊》ア・テンポ (略記 a t./a tem.)
「もとの速さで」 リタルダンドなどで変化した速度を元のテンポに戻す指示。
atonal a. 無調の  cf) tonal
atonality n. 無調、無調性  cf) tonality (調性)
at sight ad. 初見で、見てすぐに
She can sing at sight. (彼女は楽譜を初見で歌うことができる)
cf) sight-reading (初見演奏、初見歌唱)
cf) sight-singing (初見歌唱)
attacca vt. 《伊》アタッカ、アッタッカ
「付けよ」の意。英語の attach に相当する。楽章の終わりに書かれ、休みなく次の楽章を続けて演奏する指示。
attack n. アタック
あるフレーズやパッセージの開始のしかた、または出だしの明確さ。
attribute vt. (作品を)〜の作だとする
the concerto attributed to Mozart (モーツァルトの作だとされている協奏曲)
works incorrectly attributed to Vivaldi (誤ってヴィヴァルディ作とされた作品)
cf) misattribute (誤って〜の作だとする)
There are numerous reasons why symphonic works have been misattributed to Mozart. (なぜそれらの交響作品が誤ってモーツァルトの作とされてきたのかについては多くの理由がある)
aubade n. オーバード、朝の歌
audience n. 聴衆
auditorium n. (1) (劇場などの)聴衆席、観客席
(2) 公会堂、ホール
music auditorium (音楽公会堂)
Aufführung n. 《独》演奏  =performance 《英》
cf) Uraufführung (《独》初演)
Aufführungsdauer n. 《独》演奏時間 =duration 《英》
=Spieldauer
Auftakt n. 《独》アウフタクト、上拍(じょうはく) =upbeat 《英》
指揮棒を振り上げる動作で示される拍。
augmentation n. (主題や音型の)拡大 cf) diminution (縮小)
augmented interval n. 増音程 cf) diminished interval (減音程)
Ausdruck n. 《独》アウスドルック =expression 《英》
表情、表現
mit Ausdruck (表情豊かに) =with expression
ausdrucksvoll ad. 《独》アウスドルックスフォル
「表情豊かに」 =mit Ausdruck 《独》
authorship n. (書籍・楽譜などの)原作者が誰であるかということ
a book of doubtful authorship (原作者の不確かな本)
fragments and works where Johann Pachelbel's authorship is doubtful (ヨハン・パッヘルベルの作であるか疑わしい断片や作品)
autograph n./a. 自筆譜、自筆の  cf) manusucript (手稿譜)
auxiliary note n. 補助音、刺繍音
ayre n. エア、16〜17世紀イギリスのリュート歌曲 (air の古い綴り)
     
 
[B]
 
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back n. (ヴァイオリンなどの弦楽器の)裏板
cf) belly (表板)
backing n. (1) (ポピュラー音楽の)伴奏
(2) 鍵盤楽器の和音の連打
bagpipe n. バッグパイプ、バグパイプ
cf) musette 《仏》(ミュゼット)
ballad n. バラッド
(1) 中世以来の伝統を持つイギリスの物語的な歌曲。
(2) 19世紀後半から20世紀初頭にイギリスとアメリカで流行したポピュラー・ソング。
"The Ballad of John and Yoko"(「ジョンとヨーコのバラード」)
ballade n. 《仏》バラード
(1) ロンドー rondeau、ヴィルレー virelai とともに 14〜15世紀フランスの3つの主要な歌曲形式の一つ。
(2) 19世紀以降では、文学的な背景を持つ自由な形式の器楽曲(通常はピアノ曲)。ショパンが1835年に作曲したバラード第1番 ト短調 Op.23 で初めて「バラード」の語を用いた。
(3) 現代のポピュラー音楽では、スローまたはミディアム・テンポのラブソング。
ballet n. バレエ、バレエ曲、バレエ団
bar n. 小節 =measure 《米》
bar 29 (29小節目)
opening bars (冒頭の数小節)
final bars (最後の数小節)
barcarole n. 舟歌、バルカロール =barcarolle 《仏》
bar-line n. 縦線(じゅうせん)、小節線
Ties are used within bars as well as across bar-lines. (タイは、1小節内だけでなく、小節線を越えてでも使われる)
bass bar n. (弦楽器の)力木
bass clef n. 低音部記号(ヘ音記号)
cf) treble clef (高音部記号)
bass drum n. 大太鼓 (略記 B.D./B.Dr.)
basse danse n. 《仏》バス・ダンス
中世後期からルネサンス時代に流行した宮廷舞踊。バス・ダンスとは「低い踊り」の意味で、その名のとおり、跳躍や速い動きがなく、足を床にすべらせるようにして運びながら荘重に踊られる。音楽の中心は低音のグラウンド ground で、その上に高い音域の対旋律が即興的に加えられた。後続舞曲 Nachtanz として活発なトゥルディオン tourdion が後に続き、一対になることが多い。
bass line n. ベース・ライン、低音の動き
bassoon n. バスーン、ファゴット (略記 Bsn.) =fagotto 《伊》
double bassoon (コントラファゴット)
bass region n. バス領域
bass staff n. 低音部譜表
低音部記号を五線譜の最初に付けた譜表。例)ピアノの左手の譜表。
cf) treble staff (高音部譜表)
baton n. 指揮棒
under the baton of the composer (作曲者の指揮で)
beam n. 連鉤(れんこう)、連桁(れんこう)
符鉤(ふこう)を持った音符が連続するとき、その符鉤同士をつなぐ太い直線。
beamed p.p. 連鉤でつながれた
beamed notes (連鉤でつながれた音符)
beat n. (1) 拍
音楽の時間を刻む単位となるもの。強拍と弱拍の交替が周期的パターンとして現れるとき、そこに形成されるより大きな単位(リズム構造)が拍節 meter である。
2nd beat (2拍目)
upbeat (上拍)
downbeat (下拍)
strong beat (強拍)
weak beat (弱拍)
off-beat (オフビート)
♪=48 means (that there are) 48 quaver beats in a minute. (♪=48 は、1分間に8分音符48個分の拍があるという意味である)
(2) (ジャズやロックなどの)ビート、強烈なリズム
I like music with a strong rhythmic beat to it. (私はリズミカルで強烈なビートのきいた音楽が好きだ)
(3) うなり
周波数(振動数)がわずかに異なる2つの音の波が干渉することによって生じる音響現象。1秒当たりのうなりの数は2つの音の周波数の差に相当する。2つの音が完全に一致するとうなりが消えるので、楽器のチューニングにも利用される。
A pitch of 440Hz will make two beats per second with one of 442. (440Hz の音は 442Hz の音に対して 1秒間に2つのうなりを生じる)
beat vt. (拍子を)とる
beat time to the music (音楽に合わせて拍子をとる)
bell n. (1) ベル、鐘。
鐘形の体鳴楽器。ハンマーでたたいて音を出すものと、内部に付いた細い金属の舌(クラッパー clapper)が当たって音を出すものがある。
(2) ベル、(管楽器の)朝顔
管楽器で音が出る側の、朝顔の花状に開いた開口部。
belly n. (1) (弦楽器の)表板 =table cf) back (裏板)
(2) (鍵盤楽器の)響板 =soundboard
Benedictus n. 《羅》ベネディクトゥス
ミサ通常式文の4番目の聖歌サンクトゥス Sanctus の後半部分。「Benedictus qui venit in nomine Domini (ほむべきかな、主の名によりて来たる者)」と歌われる。サンクトゥスとは独立した楽章として作曲されることも多い。
benefit concert n. 慈善演奏会
Besetzung n. 《独》楽器編成 =instrumentation 《英》
binary form n. 2部形式  cf) ternary form (3部形式)
compound binary form (複合2部形式)
bind n. タイ =tie
bishop n. (カトリックの)司教
cf) archbishop (大司教)、priest (司祭)
bitonality n. 複調性、複調 cf) polytonality (多調性、多調)
二つの異なる調を同時に重ねて用いる手法。
blue note n. ブルー・ノート
ブルースの音階に特徴的に現れる、半音近くフラットさせた3度と7度の音。後には5度もフラットされるようになった。ブルー・ノートのピッチは厳密に定められたものではなく、歌手や奏者によって異なる抑揚で表現される。
blues n. ブルース、ブルーズ
19世紀末にアメリカ合衆国南部の黒人が生み出した民俗音楽色の濃いポピュラー音楽、およびその形式。黒人の表現豊かなハラー holler の歌唱様式とイギリスの伝統的なバラッド ballad の詩形式が結びついてブルースが誕生した。ブルー・ノート blue note と呼ばれる半音近くフラットさせた3度と7度の音を含む独特の音階を歌唱表現上の特徴とし、歌詞の1行が4小節のフレーズで構成される3行詩形式(A-A-B)12小節の定型を持つ。歌詞の内容は憂鬱な(ブルーな blue)気分を表現するものが多く、奴隷解放後も差別され続けた黒人の個人的な苦悩と悲しみが吐露される。こうしたブルースの音楽的特質と精神は、20世紀のジャズやロックンロールが発展する上で重要な音楽的基盤となった。
"St. Louis Blues" (「セント・ルイス・ブルース」)
bluesy a. ブルース調の
borrowed chord n. 借用和音
転調にはいたらない程度に一時的に使用される他調の和音。表現上の効果を狙って使われる。
bourdon n. 《仏》ブルドン =drone 《英》(ドローン、持続音)
bourrée n. 《仏》ブーレ、ブレー  =boree, =borry 《英》
17〜18世紀に流行したフランスの民俗舞踊、宮廷舞踊および舞曲。様式化されたバロック期のブーレは、4分音符のアウフタクト(上拍)で始まる2拍子の速い舞曲である。
bow n. (弦楽器の)弓
弓本体の棒の部分をスティック stick、弓の毛を hair、毛を弓の手元付近で留めておく部分をフロッグ frog という。
French bow (フレンチ・ボウ)
German bow (ジャーマン・ボウ)
Baroque bow (バロック・ボウ、バロック弓)
down bow (下げ弓)
up bow (上げ弓)
whole bow (全弓) =W.B.
half bow (半弓) =H.B.
upper half of bow (上半弓)
middle half of bow (中半弓)
lower half of bow (下半弓)
upper third of bow (上1/3の弓)
middle third of bow (中1/3の弓)
lower third of bow (下1/3の弓)
frog-end of bow (弓元) cf) at the nut (弓元で)
tip of bow (弓先)   cf) at the point (弓先で)
in one bow (一弓で)
bowing n. (弦楽器の)ボーイング、運弓法
separate bowing (弓を分けて弾くこと)
cf) how a violin passage is to be bowed
branle
bransle
n. 《仏》ブランル
輪になって踊るフランスの快活な民族舞踊。男女が手をつなぎ、輪になって左右に揺れながら、足を横方向に運ぶステップを踏むのを特徴とする。語源はフランス語の branler (揺れる)。16世紀以降広く愛好された。
brass n. 金管楽器
brass band n. ブラスバンド
金管楽器を主体に打楽器を加えた編成をとるバンド。これに対して、木管楽器と金管楽器を主体に打楽器を加えた編成のものを吹奏楽団 wind band という。
※日本語の「ブラスバンド」はしばしば吹奏楽団も含めて呼称するので注意。英語では区別する。
breve n. 《英》二全音符 cf) double whole-note 《米》
全音符の2倍の長さを表す音符
breve rest n. 《英》二全休符 cf) double whole-note rest 《米》
全休符の2倍の長さを表す休符
breviary n. 聖務日課書
聖務日課 divine office のための典礼書。特に楽譜付きで聖務日課で歌われる聖歌を収めた書をアンティフォナーレ antiphoner という。
bridge n. (弦楽器の)駒
broken chord n. 分散和音
burlesque n. バーレスク、ビュルレスク
パロディーやグロテスクな誇張を含むユーモラスな楽曲。
by skip ad. 跳躍進行で  cf) disjunct motion (跳躍進行)
by step ad. 順次進行で  cf) conjunct motion (順次進行)
melodies that fall and rise by step (順次進行で上下する旋律)
 
[C]
 
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ca. ad. 《羅》circa の略。およそ、約。 =about 《英》
Duration: ca. 22 min. (演奏時間:約22分)
cacophony n. (1) 騒音、雑音、不協和音
(2) 不協和音を頻繁に用いた楽曲。不協和音を多く用いることによって起こる耳障りな響き。
cadence n. 終止形、カデンツ
authentic cadence (正格終止)
perfect cadence (完全終止)
imperfect cadence (不完全終止)
plagal cadence (変格終止)
amen cadence (アーメン終止)
half cadence (半終止)
deceptive cadence (偽終止)
suspended cadence (偽終止)
Phrygian cadence (フリギア終止)
feminine cadence (女性終止)
close on a plagal cadence (変格終止で終わる)
cadenza n. 《伊》カデンツァ [複数形] cadenzas
協奏曲の楽章やアリアの終わり近くに挿入され、独奏者や独唱者の演奏技巧を披露する華やかな装飾的楽句。
cancel n. ナチュラル、本位記号 =natural
canon n. カノン
strict canon (厳格カノン)
infinite canon (無限カノン)
retrograde canon (逆行カノン)
crab canon (蟹のカノン。逆行カノンの別名)
canonic a. カノンの、カノン風の
canonic imitation (カノン風の模倣)
strict four-voice canonic episodes (厳格な4声カノンのエピソード)
canonical hours n. (聖務日課 divine office における)定時課
cantabile a. 《伊》カンタービレ =singable
「歌うように」「歌唱様式で(=in a singing style)」 モーツァルトのジュピター交響曲の第2楽章に Andante cantabile の指示がみられる。
A word used in musical contexts to mean 'in a singing style' and thus representing an ideal in certain kinds of performance. (「歌唱様式で」を意味する音楽用語で、ある種の演奏においては一つの理想を示す)
canticle n. カンティクム =canticum 《羅》
カトリック教会の典礼で朗唱される、詩編以外の聖書からとられた詩歌。新約聖書の「ルカによる福音書」からとられたマニフィカト Magnificat はその代表例である。
canticum n. 《羅》カンティクム =canticle 《英》
cantilena n. 《伊》カンティレーナ
歌うような旋律、歌謡風な旋律。
cantillation n. (典礼文の)朗唱、詠唱
キリスト教の典礼の中で、独唱者が典礼文や祈祷文を音楽的に詠唱すること。
cantus firmus n. 《羅》定旋律、カントゥス・フィルムス
多声音楽で楽曲構成上の基礎となる既存の旋律。 c.f. と略記される。オルガヌムではグレゴリオ聖歌の旋律、ドイツ・プロテスタント教会音楽ではコラールの旋律が定旋律となり、他の声部がこれに対旋律を付加する。
= fixed melody
castanets n. カスタネット (略記 Cast.)
celesta n. 《伊》チェレスタ (略記 Cel.)
cello n. チェロ (略記 Vc./Vlc./Vcl.)
cf) violoncello 《伊》、Violoncello 《独》
cembalo n. 《伊》チェンバロ、ハープシコード cf) harpsichord
cent n. セント
平均律の半音を100等分した単位。平均律の半音は 100セント、全音は 200セントに相当する。
central section n. (3部形式などの)中間部 =middle section
chaconne n. 《仏》シャコンヌ  cf) ciaccona 《伊》
17〜18世紀に流行した、変奏曲形式による3拍子の舞曲。一定のバス旋律定型(バッソ・オスティナート basso ostinato)または和声定型の反復の上に連続的な変奏が展開される形式を持つ。同じくバロック時代に流行したパッサカリア passacaglia と本質的な違いはなく、当時からほぼ同義に扱われていた。
chacony n. チャコニー
シャコンヌ chaconne に対するバロック時代のイギリスでの呼称。
chamber music n. 室内楽
chamber orchestra n. 室内オーケストラ、室内管弦楽団
chamber sonata n. 室内ソナタ  =sonata da camera 《伊》
17〜18世紀の器楽作品で、一般にプレリュードとそれに続く舞曲の表題を持つ3〜4つの様式化された楽章(アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグ、ガヴォットなど)から構成される。
cf) church sonata (教会ソナタ)
chant n. 聖歌、詠唱
Gregorian chant (グレゴリオ聖歌)
character piece n. キャラクター・ピース、性格的小品
主として19世紀に発達したピアノ独奏用の小品。ある特定の情景や気分をイメージさせる曲想で、それにふさわしい曲名が付けられることが多い。メンデルスゾーンの「無言歌」などが代表例。
characteristic piece n. =character piece
charity concert n. チャリティ・コンサート、慈善演奏会
chimes n. [複数形で]チャイム
調律した一組の金属製の管を枠につるしてハンマーで打って鳴らす楽器。教会の鐘の音に似た音が出る。
chin rest n. (弦楽器の)あご当て
choir n. (教会の)聖歌隊
double choir (二重合唱)
choir loft n. (教会堂の中二階に設けられた)聖歌隊席
choirmaster n. 聖歌隊指揮者
choral a. 合唱の、合唱曲の
the Choral Symphony (ベートーヴェンの合唱付き交響曲)
chorale n. コラール
ドイツ・プロテスタント教会の礼拝で会衆が歌う賛美歌。
chorale prelude n. コラール前奏曲
(1) 会衆がコラールを歌う前に、コラールの1節に基づいて演奏される比較的短いオルガン曲。
(2) オルガンのために書かれたコラール編曲の総称。伝統的なドイツ・プロテスタント教会のコラール旋律に基づくオルガン曲。=organ chorale (オルガン・コラール)
chord n. 和音、コード =accord 《仏》アコード
broken chord (分散和音)
pivot chord (軸和音)
sixth chord (六の和音)
six-four chord, 6/4 chord (四六の和音)
chordal a. 和音の
chord progression n. 和音進行
chord-spacing n. 和音配置、和音の声部配置
cf) spacing (声部配置)
chorus n. 合唱、合唱曲、合唱団、コーラス
male chorus (男声合唱)
female chorus (女声合唱)
mixed chorus (混声合唱)
chromatic a. 半音階の、半音階的 cf) diatonic (全音階の)
"Chromatic Fantasy and Fugue" (「半音階的幻想曲とフーガ」)
chromatic alteration
chromatic change
n. 半音階的変化
chromatic scale n. 半音階
1オクターヴを12個の半音で構成する音階。
cf) diatonic scale (全音階)
chromaticism n. 半音階法、半音階主義
church sonata n. 教会ソナタ  =sonata da chiesa 《伊》
17世紀後期から18世紀初期にかけて多くみられる器楽作品で、一般に緩-急-緩-急の4楽章で構成される。
cf) chamber sonata (室内ソナタ)
composed in church, chamber or mixed styles (教会様式、室内様式、または両者の混合様式で作曲された)
clapper n. クラッパー、舌(ぜつ)
ベル bell の内部に付いた細い金属の舌。これがベル本体に当たって音を出す。
clarinet n. クラリネット (略記 Cl.)
bass clarinet (バス・クラリネット)
classical a. (1) (ポピュラー音楽に対して)クラシックの
(2) 古典派の
classical style (古典派様式)
classical idiom (古典派の語法)
Viennese Classical school (ウィーン古典派)
classicism n. 古典主義
neo-classicism (新古典主義)
clef n. 音部記号
G clef (ト音記号)
F clef (ヘ音記号)
treble clef (高音部記号)
bass clef (低音部記号)
alto clef (アルト記号)
tenor clef (テノール記号、テナー記号)
close harmony n. 密集和声
密集位置の和音による和声。
close position n. 密集位置
ある和音の構成音を密集状態で配置したもの。四声体和声 four-part harmony で、上3声が1オクターヴ内に配置されたもの。
coda n. コーダ、終結部 [複数形] codas
codetta n. 《伊》コデッタ
小規模なコーダ
colophony n. (弦楽器の弓の毛に塗る)松脂(まつやに)
松脂は一般にロジン rosin と呼ばれるが、古代イオニアの都市コロフォン Colophon が最良の松脂の原産地であったため、その名に由来してコロフォニーとも呼ばれる。
combination tone n. 結合音 cf) difference tone (差音)
2つの音を同時に鳴らしたときに聞こえる音で、それぞれの音を単独で鳴らしたときには聞こえない音。2つの音の周波数をそれぞれ f1、f2 とすると、その結合音の周波数は、f1+f2、f1-f2、2f1、2f2、2f1+f2、2f1-f2、f1+2f2、f1-2f2、2f1+2f2、2f1-2f2、…などの系列の音になる。このうち f1-f2 の周波数の音を差音 difference tone と呼ぶ。
commission n./vt. 委嘱、委嘱する
a commissioned work (委嘱作品)
composed in response to a 1946 commission from Paul Sacher (1946年にパウル・ザッハーの委嘱に応えて作曲された)
common measure n. =common time
common time n. コモン・タイム、普通拍子
4/4拍子のこと。拍子記号Cで表記される。この記号は、中世の計量記譜法における半円記号に由来するものであり、英語の common time のイニシャルCを表すものではない。
communio n. 《羅》コンムニオ =communion 《英》
communion n. コンムニオ、聖体拝領唱 =communio 《羅》
ミサ固有式文の5番目の聖歌。会衆が一人ずつ前に進み出て、聖体(パンと葡萄酒)を拝領する際に歌われる。
compass n. 音域  cf) range, register, tessitura
range という語が人間の声域を指す場合に用いられることが多いのに対して、compass という語は特に楽器の音域や、声や楽器のパートの音域を指すのに用いられる。
the instrument's normal compass
Compline n. 終課  =Completorium 《羅》コンプレトリウム
聖務日課 divine office における8つの定時課の一つで、就寝時に行われる礼拝。
compose vt. 作曲する
composer n. 作曲家
composition n. 作曲、作曲された作品、楽曲
his first orchestral composition (最初のオーケストラ作品)
compositional a. 作曲の
compositional theory (作曲法)
con brio ad. 《伊》コン・ブリオ
「生き生きと」 brio は「快活」「活気」の意味。ベートーヴェンの第5交響曲の第1楽章や第7交響曲の第4楽章に Allegro con brio の指示がみられる。
con fuoco ad. 《伊》コン・フオーコ
「熱烈に」「情熱的に」 fuoco は「火」を意味する。ブリテンのシンプル・シンフォニーの第4楽章に Prestissimo con fuoco の指示がみられる。
con moto ad. 《伊》コン・モート
「動きをつけて」「速めのテンポで」 moto は「動き」「進行」の意味で、英語の motion に相当する。ベートーヴェンの第5交響曲の第2楽章に Andante con moto の指示がみられる。
con sordino ad. 《伊》コン・ソルディーノ  cf) senza sordino
「弱音器をつけて」 =with mute
con spirito ad. 《伊》コン・スピリト
「元気に」「快活さをもって」 spirito は「精神」の意味。モーツァルトのハフナー交響曲の第1楽章に Allegro con spirito の指示がみられる。
concert master n. 《米》コンサート・マスター =leader
concerted music n. 合奏曲(合唱曲) cf) solo music
concertino n. (1) コンチェルティーノ、小協奏曲
(2) コンチェルティーノ、合奏協奏曲における独奏楽器群。 cf) ripieno (リピエーノ)
concerto n. 協奏曲、コンチェルト [複数形] concertos
concerto grosso n. 《伊》合奏協奏曲、コンチェルト・グロッソ
[複数形] concerti grossi
concord n. 協和音 =consonance cf) discord (不協和音)
conduct vt. 指揮する
conductor n. 指揮者
chief conductor (首席指揮者)
principal conductor (首席指揮者)
principal guest conductor (首席客演指揮者)
assistant conductor (副指揮者)
conductor laureate (桂冠指揮者)
conjunct motion n. 順次進行 cf) disjunct motion (跳躍進行)
音が音階の隣り合った音に進むこと
consequent n. (1) 後楽節  cf) antecedent (前楽節)
前楽節 antecedent とともに、大楽節 sentence という旋律または主題の基本となる構造単位を構成する。前楽節4小節と後楽節4小節で、合わせて8小節の形を取ることが多い。
(2) フーガの応答、後続声部 cf) antecedent
フーガやカノンで、先行声部が提示する主題に対して後続声部が返す応答のこと。
conservatory n. 音楽学校、コンセルヴァトワール
cf) conservatoire 《仏》
New England Conservatory (ニューイングランド音楽院)
consonance n. 協和音  cf) dissonance (不協和音)
perfect consonance (完全協和音)
imperfect consoance (不完全協和音)
consonant a. 協和する、協和音の
consonant n./a. 子音、子音の  cf) vowel (母音)
consort n. コンソート
1700年頃以前に作曲された音楽を演奏する小編成の器楽合奏、またはその合奏団。
whole consort (同属楽器のみのコンソート)
broken consort (異種楽器の混成によるコンソート)
contemporary music n. 現代音楽 =modern music
contrabass n. コントラバス (略記 Cb./C.B.) =double bass
contrafagotto n. 《伊》コントラファゴット (略記 Cfg.)
=double bassoon 《英》
contrapuntal a. 対位法の  cf) counterpoint (対位法)
contrary motion n. 反進行、反行
声部書法 part-writing において、2つの声部が同時に反対の方向に動くこと。2声部の一方が上行し、他方が下行する進行。
cf) similar motion (並進行、並行)
cf) oblique motion (斜進行、斜行)
contredanse n. 《仏》コントルダンス  cf) country dance
18世紀にフランスを中心に流行した舞曲。17世紀末にフランス宮廷に紹介されたイギリスのカントリー・ダンス country dance から発展した。陽気で急速な 2拍子系で、8小節単位の反復を特徴とする。男女のグループが対面して踊る。
copy n. 筆写譜  cf) autograph (自筆譜)
fair copy (浄書された楽譜)
copyist n. コピスト、写譜屋、写譜家
cor anglais n. コール・アングレ =English horn (イングリッシュ・ホルン)
cornet n. コルネット (略記 Cnt.)
corrente n. 《伊》コレンテ  cf) courante 《仏》クーラント
counter-fugue n. 反行フーガ
応答 answer が主題 subject の転回形 inversion となっているフーガ。
counterpoint n. 対位法  cf) contrapuntal (対位法の)
counter subject n. 対主題
フーガで、主題を提示した声部が引き続き演奏する旋律。他の声部の主題の応答と組み合わされる。
counter voice n. 対旋律
対位法で、一つの旋律に対して独立に動く他の旋律。
country dance n. カントリー・ダンス  cf) contredanse
17世紀にイギリスで流行した舞曲。ヨーロッパ大陸に伝わり、18世紀のフランスではコントルダンス contredanse として流行した。
country music n. カントリー・ミュージック =country and western
アメリカ南部の未開拓地に移住したイギリスおよびアイルランド系移民の民俗音楽から商業化されたポピュラー音楽。黒人のブルース blues やゴスペル gospel music などの影響を受けて発展した。当初はヒルビリー hillbilly music と呼ばれたが、南部の白人への差別的な蔑称だったため、1940年代からカントリー・アンド・ウェスタン country and western またはカントリー・ミュージックという名称が使われ始めた。
couplet n. 《仏》クプレ、クープレ
(1) ロンド rondo では、ロンド主題が反復される合間に挿入される副楽想。エピソード episode ともいう。
(2) 17〜18世紀のロンドー rondeau では、ルフラン refrain と呼ばれる主部が何度も反復される合間に挿入される副楽想。
courante n. 《仏》クーラント  cf) corrente 《伊》コレンテ
16〜18世紀に流行した宮廷舞踊および舞曲。17世紀に様式化された器楽曲としては、イタリアのコレンテ corrente とフランスのクーラントの2種類がある。イタリアのコレンテは、急速な3拍子で走り回るような音型の旋律と和声的な伴奏を特徴とし、フランスのクーラントは、やや遅い 3/2 または 6/4拍子でヘミオラのリズムと対位法的な構造を特徴とする。ナーハタンツ Nachtanz としてアルマンド Allemande と対になり、古典組曲の基本的な楽章を構成した。
cradle song n. 子守歌 =lullaby
Credo n. 《羅》クレド (信仰宣言)
ミサ通常式文の3番目の聖歌。福音書朗読の後、キリスト教の信仰を宣言して「Credo in unum deum, patrem omnipotentem (われは信ず、唯一の神、全能の父)」と歌われる。
critical edition n. (原典の異文などを厳密に検討した)校訂版、批判版
cross relation n. 対斜(たいしゃ) =false relation
cross-rhythm n. クロス・リズム
(1) ある拍節パターンの中で、いくつかの拍が通常の位置の前後に規則的に移動すること。例えば、4/4拍子で 8分音符が通常の 2+2+2+2 の形ではなく、3+3+2 の形になったりすること。もし、すべての拍が同じ量だけ移動すると、シンコペーション syncopation になる。
(2) ポリリズム polyrhythm と同義。
crotchet n. 《英》4分音符  cf) quater note 《米》
cue n. キュー
(1) 指揮者が演奏者に出す「入り」の合図
(2) =cue notes
cue notes n. パート譜に小さな書体で書き込まれた他のパートの音符。自分のパートが長い休みのときに次の「入り」のガイドとなる。
cyclic form n. 循環形式
cymbals n. シンバル (略記 Cym.)
 
[D]
 
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da capo ad. 《伊》ダ・カーポ  =from the head
「頭から」の意。D.C.と略記される。曲の始めに戻り、曲の終わり、または fine と書かれたところまで繰り返す指示。
da capo al fine = from the beginning to the word fine
cf) dal segno 《伊》(ダル・セーニョ) = from the sign
da capo aria n. 《伊》ダ・カーポ・アリア
A-B-A の3部形式で構成されたアリア。最後のAの部分を記譜せず、ダ・カーポ記号で繰り返しの指示をしたことからこの名がある。実際の演奏では、最後のAの再現に際して自由に装飾が施され、歌手の技巧の見せどころとなる。17世紀末から18世紀のイタリア・オペラにおいて発達し、A.スカルラッティ(Alessandro Scarlatti 1660〜1725)を始めとするナポリ楽派のオペラ作曲家によって完成された。
dance n. 舞曲、ダンス
Hungarian Dance No.5 (ハンガリー舞曲第5番)
Slavonic Dances (スラブ舞曲集)
Romanian Folk Dances (ルーマニア民俗舞曲)
deacon n. (カトリックの)助祭
cf) bishop (司教)、priest (司祭)
declamation n. デクラメーション、朗唱法
詩が本来持つ韻律やアクセントとそれを歌う際の音楽のアクセントとを一致させる作曲上の技法。
degree n. 度、音度
demisemiquaver n. 《英》32分音符  cf) thirty-second note 《米》
desk n. (1) 譜面台 =music stand
(2) プルト cf) Pult 《独》
the 1st player of the 2nd desk
the back desk of the first violins
development n. 展開部
diatonic a. 全音階の、全音階的 cf) chromatic (半音階の)
diatonic scale n. 全音階
1オクターヴを5つの全音と2つの半音で構成する音階。半音の位置によって長音階 major scale と短音階 minor scale に分けられる。
cf) chromatic scale (半音階)
cf) whole-tone scale (全音音階)
Dies irae n. 《羅》ディエス・イレ、怒りの日
レクイエム requiem (死者のためのミサ)で歌われるセクエンツィア sequence (続唱) 。ヨハネの黙示録に記された「最後の審判」をモティーフとしている。ラテン語詩は13世紀の修道士チェラーノのトマ(Thomas of Celano)の作と言われており、黙示録の聖句そのものではない。有名なグレゴリオ聖歌の旋律は、ベルリオーズの「幻想交響曲」の終楽章で引用されている。
difference tone n. 差音 cf) combination tone (結合音)
2つの大きな音を同時に鳴らしたときに聞こえる、2つの音の周波数差に等しい周波数の音。2つの音の周波数をそれぞれ f1、f2 とすると、両者の差 f2-f1 の周波数を持つ結合音の一つ。
diminished interval n. 減音程 cf) augmented interval (増音程)
diminution n. ディミニューション
(1) (主題や音型の)縮小
  cf) augmentation (拡大)
(2) 旋律中の音を小さい音価の音符に細分することによって装飾音を付加すること
dingdong ad. (鐘の音の擬音語で)キンコン、キンコンと
direction n. 指揮
under Mahler's direction (マーラーの指揮で)
director n. 指揮者
music director (音楽監督)
artistic director (芸術監督)
discography n. ディスコグラフィ
CD、レコードなどの目録。ジャンル別、アーティスト別などでまとめられる。
discord n. 不協和音 =dissonance cf) concord (協和音)
disjunct motion n. 跳躍進行 cf) conjunct motion (順次進行)
旋律音が3度以上隔たった音へ進むこと
dissonance n. 不協和音  cf) consonance (協和音)
div. a. divisi の略  cf) unis. (ユニゾン)
diva n. ディーヴァ =prima donna 《伊》プリマドンナ
オペラで主役を歌う女性歌手。
divertissement n. 《仏》ディヴェルティスマン
(1) 17〜18世紀のフランスの舞台作品の中や終わりに挿入された独唱、重唱、舞曲、バレエなど。幕間(まくあい)の出し物。
a choreographic divertissement
(2) ディヴェルティメントと同義
divertimento n. 《伊》ディヴェルティメント
divine office n. 聖務日課
ローマ・カトリック教会で毎日執り行われる一連の礼拝のこと。定時課 canonical hours と呼ばれる8つの礼拝から成り、伝統的に1日を8つの時間に区切って、以下のようにそれぞれの礼拝を行う。
 1. 朝課 (Matins)   真夜中過ぎ(午前3時)
 2. 賛課 (Lauds)   明け方
 3. 一時課 (Prime)  午前6時
 4. 三時課 (Terce)  午前9時
 5. 六時課 (Sext)   正午
 6. 九時課 (None)  午後3時
 7. 晩課 (Vespers)   日没時
 8. 終課 (Compline) 就寝時
礼拝では、詩編 psalm を唱え、聖句 Scripture を朗読し、賛歌 hymn を歌って祈願する。このときどの詩編を唱えるかは各曜日に割り当てられて決まっており、1週間ですべての詩編が唱えられるようになっている。この配分は、聖務日課書 breviary と呼ばれる聖務日課の典礼書に定められている。
divisi a. 《伊》ディヴィジ
「分けて」の意。オーケストラのスコアやパート譜で一つのパート(たとえば第1ヴァイオリン)をさらに二つ以上に分けて演奏する指示。重音の上の音と下の音をパート内で分担して演奏する指示。div.と略記される。div. から元に戻る指示は unis.
divsion n. ディヴィジョン
17〜18世紀のイギリスで用いられた変奏技法。定旋律 cantus firmus やグラウンド ground の旋律を構成する各音を、より小さい音価の音符に細分することによって音型的に装飾する変奏で、ヴィオールやリコーダーなどで即興的に演奏された。シンプソン(Christopher Simpson 1605頃〜1669)の著作 <The Division Violist>(1659年刊行)には当時のディヴィジョンの演奏法が解説されている。
divsion viol n. ディヴィジョン・ヴァイオル
17世紀のイギリスで用いられた小型のバス・ガンバ(低音部用ヴィオラ・ダ・ガンバ bass viola da gamba)。ディヴィジョン division の演奏に用いられた。
dodecaphonic a. 十二音音楽の
dodecaphony n. ドデカフォニー、十二音音楽 =twelve tone music
dolce a. 《伊》ドルチェ =sweet, gentle
「柔和に」「やさしく」「甘く」 =sweetly
dominant n. 属音、ドミナント
全音階の第5音
dominant chord n. 属和音
dominant seventh chord (属七の和音)
dominant key n. 属調
dominant pedal n. ドミナント・ペダル
属音を延ばす持続低音(オルゲルプンクト)
dotted a. 付点の
dotted note (付点音符)
dotted rhythms (付点のリズム)
Dotted quavers should sometimes be performed with a double dot. (付点8分音符は複付点で演奏すべきときがある)
double n. 《仏》ドゥーブル、ドゥブル
フランス・バロック音楽で用いられた変奏の一種。ある楽器を基本にして、原曲の和声進行をそのままに、元の旋律に装飾を加えて変奏としたもの。バッハの管弦楽組曲第2番の第5楽章ポロネーズの中間部で、主部の旋律が通奏低音に移りフルート・ソロが装飾的に変奏する例がみられる。
double appoggiatura n. 複前打音
2個の補助音から成るアポッジャトゥーラ。
double bar
double bar line
n. 複縦線、(曲の終わりでは)終止線
double bass n. コントラバス、ダブル・ベース (略記 Db./D.B.)
=contrabass
double bassoon n. コントラファゴット (略記 D.Bsn.)
=contrafagotto 《伊》
double choir n. 二重合唱
2つの合唱体による合唱。
double concerto n. 二重協奏曲
2つの独奏楽器のための協奏曲。
double dotted a. 複付点の
double fugue n. 二重フーガ
2つの主題で構成されるフーガ。
double stop n. 重音、重音奏法  cf) triple stop (三重音)
double whole note n. 《米》二全音符 =breve 《英》
double woodwind n. 2管編成
オーケストラの楽器編成と規模を、木管楽器の編成を基準に表す言葉で、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットが各2本ずつの規模の編成をいう。
cf) triple woodwind (3管編成)
cf) quadruple woodwind (4管編成)
doubling n. 重複
(1) パート書法で、和音構成音の一つを同度またはオクターヴで重ねること。
(2) 一つの声部を複数の楽器によって同度またはオクターヴで演奏すること。例えば、古典派の楽曲でチェロとコントラバスが同じ声部を演奏するケース。
downbeat n. 下拍(かはく)、強拍  cf) upbeat (上拍、弱拍)
指揮棒を振り下ろす動作で示される拍。強拍 strong beat に相当する。
drone n. ドローン  =bourdon 《仏》(ブルドン)
同じ音で持続する低音。または、曲の中で持続音を演奏する楽器やパートのこと。
drone bass
duet n. 二重奏 =duo
duo n. 二重奏 =duet
duplet n. 2連符
本来3等分される音符を2等分したもの。
cf) triplet (3連符)
durata n. 《伊》演奏時間 =duration 《英》
duration n. 演奏時間 =playing time
Duration: ca. 22 min. (演奏時間:約22分)
durée n. 《仏》演奏時間 =duration 《英》
dynamic marking n. 強弱記号
dynamics n. デュナーミク、強弱法
     
 
[E]
 
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early music n. 古楽
echo effect n. エコー効果
eighth note n. 《米》8分音符  cf) quaver 《英》
elaboration n. 素材から作品を作り上げること
electronic organ n. 電子オルガン
elegiac a. エレジーの、エレジー風の
elegy n. エレジー、悲歌
embellishment n. 装飾、装飾音、装飾法
encore n. アンコール
call for an encore (アンコールを求める)
give an encore (アンコールに応える)
energico a. 《伊》エネルジコ =energetic
「力強く」「精力的に」 con energia
English horn n. イングリッシュ・ホルン  =cor anglais 《仏》
オーボエ属の木管楽器で、オーボエより5度低い移調楽器。コール・アングレ cor anglais とも呼ばれる。
enharmonic a. 異名同音の、エンハーモニック
enharmonic change (異名同音的転換)
enharmonic equivalent (異名同音音程、異名同音的に等価であること)
ensemble n. アンサンブル
duet (二重奏) =duo
trio (三重奏)
quartet (四重奏)
quintet (五重奏)
sextet (六重奏)
septet (七重奏)
octet (八重奏)
nonet (九重奏)
episode n. エピソード
楽曲の主要部分同士の間に挿入された比較的自由な内容の部分。フーガでは主題の提示部と次の提示部の間の間奏部。ロンド形式では反復する主要主題の間に挟まれた部分。
episodic a. エピソード的な、エピソード風の
despite its episodic nature (そのエピソード的な性格にもかかわらず)
equal temperament n. 平均律(12等分平均律)
オクターヴを12の等しい半音に分割した音階の調律。平均律の半音は 100セント cent、全音は 200セントに相当する。平均律では、例えばC♯とD♭は全く同一の音となり、異名同音(エンハーモニック enharmonic)を生じる。鍵盤楽器において、どの調へでも自由に転調できる利便性から広まったが、長3度の和音の純正な響きは得られず犠牲となる。
cf) unequal temperament (不等分平均律)
cf) temper (調律する)
cf) Well-Temperd Clavier (平均律クラヴィーア曲集)
equal voices n. 同声
二つ以上の声部を歌う同一声域のこと。(例えば、ソプラノだけで3声部を歌うケース)
Holst "Eight Canons for equal voices"
espr.
espress.
a. espressivo の略
espressione n. 《伊》エスプレッシオーネ =expression 《英》
表情、表現
con espressione (表情豊かに) =with expression
espressivo a. 《伊》エスプレシーヴォ、エスプレッシーヴォ
「表情豊かに」  =expressively 《英》
étude n. 《仏》エチュード、練習曲 =study 《英》
etwas ad. 《独》エトヴァス =some, somewhat
「いくらか」「多少」
executant n. 演奏家、演奏者
execute vt. (楽曲を)演奏する
execution n. 演奏、演奏のしかた、演奏のできばえ
exposition n. 提示部
expression n. 表情、表現 =espressione 《伊》、Ausdruck 《独》
with expression (表情豊かに) =expressively
=con espressione 《伊》、mit Ausdruck 《独》
expression mark n. 発想記号
expressive a. 表情が豊かな
expressively ad. 表情豊かに =with expression
expressiveness n. 表情の豊かさ
     
 
[F]
 
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faburden n. フォーブルドン cf) fauxbourdon 《仏》
facsimile n. ファクシミリ
手稿譜、または原版の失われた印刷譜を写真製版技術によって再現し出版したもの。写真による複製版。
facsimile of the autograph score and sketches (自筆スコアとスケッチのファクシミリ)
fagotto n. 《伊》ファゴット、バスーン (略記 Fg.)
=bassoon 《英》
fair copy n. 浄書、浄書された楽譜
false relation n. 対斜(たいしゃ) =cross relation
隣接する2つの和音間で、異なる声部間に生じる増一度(半音階的半音)の関係。これが「誤った関係 false relation」と呼ばれるのは、古典的和声理論では半音階的変化は旋律の中で(すなわち同一声部で)行われなければならないのに、その規則から逸脱していることに由来する。また、「交差関係、斜めの関係 cross relation」と呼ばれるのは、半音階的変化が異なる声部間で生じるということ、すなわち多くの場合オクターヴ離れた音域に斜めに現れることに由来する。
モーツァルトの「不協和音」四重奏曲の第1楽章の冒頭で、ヴィオラ(テノール声部)のA♭に対する第1ヴァイオリン(ソプラノ声部)の2オクターヴ上のAの関係が対斜となっている。
falsetto n. 《伊》ファルセット
裏声、仮声(かせい)。男声の声区でいちばん高い音域にある、細くて力の弱い特殊な声域。アルプス地方のヨーデル yodel では、ファルセットと地声を急速に交替させる発声法が用いられる。
fanfare n. ファンファーレ
fantasy n. 幻想曲、ファンタジー cf) fantasia 《伊》
feature n. 〜を呼び物にする
Johann Pachelbel is known today as a composer of organ music and of a world-famous instrumental canon which frequently features in concert programmes and recording catalogues.
female chorus n. 女声合唱、女声合唱団
cf) male chorus (男声合唱)
cf) mixed chorus (混声合唱)
female voice n. 女声
cf) male voice (男声)
cf) mixed voices (混声)
feminine cadence n. 女性終止 =feminine ending
弱拍で終わる終止
feminine ending n. 女性終止 =feminine cadence
f-holes n. (ヴァイオリン、チェロなどの) f 字孔
fifth n. 5度
perfect fifth (完全5度)
parallel fifths (平行5度)
tune in fifths (5度調弦)
circle of fifiths (5度圏)
figural variation n. 音型的変奏
終始特徴的な音型を使用する変奏曲
figuration n. フィギュレーション、音型法
主要音から主要音に至る中間に、音階や分散和音などの音型を用いて、旋律的、リズム的に装飾すること。
figure n. 音型
figured bass n. 数字付き低音
finale n. (1) 終曲、終楽章、フィナーレ
(2) オペラなど舞台作品の最後の幕、大詰め
fine-tuner n. (弦楽器のチューニング微調整用の)アジャスター
fingerboard n. (弦楽器の)指板
fingering n. フィンガリング、運指法
cf) position (ポジション)
cf) shift (ポジション移動)
cf) keep the finger down on the string (弦の上で指をおさえたままにして)
first ending n. 1番括弧 cf) second ending (2番括弧)
fixed melody n. 定旋律  =cantus firmus 《羅》
多声楽曲において基礎となる既存の旋律。オルガヌムではグレゴリオ聖歌の旋律、ドイツ・プロテスタント教会音楽ではコラールの旋律が定旋律となり、他の声部がこれに対旋律を付加する。定旋律に付けられた声部を「解決 resolution」と呼ぶ。
flag n. 符鉤(ふこう)、音符の「旗」
flat n. フラット、変記号(♭)
double flat (ダブル・フラット)
A flat major (変イ長調)
flatten vt. 半音下げる  cf) sharpen (半音高くする)
flauto traverso n. 《伊》フラウト・トラヴェルソ、横笛 =transvers flute
flexatone n. フレクサトーン
1920年頃発明された現代打楽器で、特殊効果に用いられる。
florid a. (1) はなやかな、華麗な
(2) 装飾的な、装飾された
florid passages (装飾的パッセージ)
flute n. フルート (略記 Fl.)
alto flute (アルト・フルート)
bass flute (バス・フルート)
transverse flute (フラウト・トラヴェルソ、横笛)
folk music n. 民俗音楽
for four hands a. 連弾の、四手の
1台のピアノで2人の奏者が演奏する
a piano piece for four hands (ピアノ連弾曲)
form n. 楽式、形式
binary form (2部形式)
ternary form (3部形式)
sonata form (ソナタ形式)
rondo form (ロンド形式)
cyclic form (循環形式)
ritornello form (リトルネッロ形式)
formant n. フォルマント
人間の声や楽器が持つ、固有な周波数スペクトル。エネルギーが集中する特定の周波数領域。母音の特徴はフォルマントの組合わせによって決まる。
frequency n. 周波数
fret n. (ギターやマンドリンの)フレット
frog n. (弦楽器の弓の)フロッグ、毛箱
弓の手元付近で弓毛を留めておく部分。ネジの操作で動いて毛の張り加減を調節する。
frog-end of bow (弓元) cf) tip of bow (弓先)
fugal a. フーガの
fugal subject (フーガ主題)
fugato n. 《伊》フガート
楽曲の一部に取り入れられたフーガ風の模倣書法によるパッセージ。ソナタ形式など、本来フーガとは異なる楽曲や楽章の一部に挿入される。
fughetta n. 《伊》フゲッタ
小規模なフーガ
fugue n. フーガ
double fugue (二重フーガ)
four-voice fugue (4声フーガ)
counter-fugue (反行フーガ)
full close n. 完全終止
functional harmony n. 機能和声
fundametal note n. 基音
funeral march n. 葬送行進曲
furiant n. フリアント
2/4拍子と 3/4拍子の交替と鋭いアクセントを特徴とする、急速なテンポの熱狂的なボヘミアの民俗舞踏、舞曲。19世紀に様式化された作品では 3/4拍子で記譜される。
 
[G]
 
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gaillarde n. 《仏》ガイヤルド
16〜17世紀に流行した、快活な3拍子の宮廷舞踊および舞曲。しばしば荘重なパヴァーヌ pavane と一対になって、ナーハタンツ Nachtanz 《独》 として用いられた。
gala concert n. ガラ・コンサート
何かを記念して祝典的に開催される演奏会。祝賀演奏会。特別公演。 gala は「祝祭」の意。
galant style n. ギャラント様式 =style galant 《仏》
「優美で洗練された」という意味で18世紀に広く用いられた語で、バロック時代の厳格な対位法様式に対して、自由でホモフォニックな様式を指す。簡素な伴奏が付けられた上声部の楽節的な旋律を特徴とする。
galliard n. ガリアード =gaillarde 《仏》ガイヤルド
galop n. ギャロップ
18世紀後半から19世紀にかけて流行した 2/4拍子の速く、活気のある舞踊および舞曲。語源は「馬の駆け足」。
gamelan n. ガムラン
gavotte n. 《仏》ガヴォット
16世紀末〜18世紀に流行した、中庸な速度で2/2拍子のフランスの宮廷舞踊および舞曲。アウフタクト(2/2拍子の2拍目)で始まる。16世紀フランスの民族舞踊ブランル branle から発展した。17世紀中頃にリュリ(Jean-Baptiste Lully 1632〜1687)がオペラやバレエに導入して流行し、18世紀には牧歌的な曲風の器楽曲として組曲の中の一楽章に用いられ、ふつうサラバンド sarabande のあとに置かれた。
general pause n. ゲネラルパウゼ、G.P. cf) Generalpause 《独》
genre n. (芸術作品の)ジャンル、類型、種類、様式
the ballad as a musical genre (音楽のジャンルとしてのバラッド)
German dance n. ドイツ舞曲
getting faster ad. 次第に速く cf) accelerando 《伊》
getting louder ad. 次第に強く cf) crescendo 《伊》
getting slower ad. 次第に遅く cf) ritardando 《伊》
getting softer  ad. 次第に弱く cf) decrescendo, diminuendo 《伊》
gigue n. 《仏》ジーグ
17〜18世紀に流行した、急速で躍動的な複合2拍子の舞曲。17世紀にイギリスから、フランスとイタリアに伝えられてそれぞれの地で様式化された。フランス風のジーグは、1声部だけで始まって他の声部が模倣するフーガ的な書法のものが多く、イタリア風のジーグは、旋律と分散和音的な伴奏によるホモフォニックな書法のものが多い。古典組曲では、基本的な楽章を構成する舞曲として、アルマンド allemande、クーラント courante、サラバンド sarabande 、ジーグ gigue の順に配置される。
giocoso a. 《伊》ジョコーソ =jocose, merry, playful
「おどけて」「愉快に」
Gloria n. 《羅》グロリア (栄光の賛歌)
ミサ通常式文の2番目の聖歌。キリエ Kyrie の次に置かれる。野宿していた羊飼いたちにキリスト降誕を告げる天使たちの言葉に基づき「Gloria in excelsis Deo (天のいと高きところには神の栄光)」と歌われる。
gospel music n. ゴスペル (the Gospel はキリスト教の福音の意)
19世紀末のアメリカのプロテスタント系キリスト教会で伝道師などが大衆向きに作った福音唱歌。特に1930年代から黒人教会で歌われた、生き生きとした強烈なリズムと熱狂的な歌唱を特徴とする音楽は、従来のスピリチュアル(黒人霊歌 black spiritual)に代わってゴスペル・ソング gospel song と呼ばれるようになった。
grace vt. 装飾する
graced by sensitive passages (きめの細かなパッセージで装飾された)
grace note n. グレイス・ノート
小さな音符で楽譜に書き込まれた装飾音。
gradual n. グラドゥアレ =graduale 《羅》
(1) 昇階唱。ミサ固有式文の2番目の聖歌。使徒書朗読と福音書朗読の間に歌われる。
(2) ミサの聖歌集(特に固有式文聖歌集)。これに対して聖務日課の聖歌集をアンティフォナーレ antiphonal という。
graduale n. 《羅》グラドゥアレ =gradual 《英》 (1)(2)
grazioso a. 《伊》グラツィオーソ =graceful
「優雅に」「優美に」
Gregorian chant n. グレゴリオ聖歌
ground n. グラウンド
持続的に何度も反復される一定の旋律型。バス声部に現れることが多く、グラウンド・ベース(バッソ・オスティナート)と呼ばれる。
ground bass n. グラウンド・ベース、バッソ・オスティナート basso ostinato 《伊》
group style n. =neumatic style (ネウマ様式)
     
 
[H]
 
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hair n. (弦楽器の弓の)毛、弓毛 =bow hair
half close n. 半終止
half note n. 《米》2分音符  cf) minim 《英》
half tone n. 半音 =semitone
cf) tone (全音)、whole tone (全音)
hallelujah n. 《ヘブライ語》ハレルヤ =alleluia 《羅》アレルヤ
Hammond organ n. ハモンド・オルガン
ローレンス・ハモンド Laurens Hammond (1895〜1973) が 1933年に発明した電子オルガン
harmonic a. 和声の
harmonic rhythm n. 和声リズム
和声進行のパターンによって形成されるリズム
harmonics n. (1) ハーモニックス、フラジョレット
弦楽器のハーモニックス奏法。弦の一点に軽く指を触れて弓で演奏して倍音を得る。
(2) 倍音
基音 fundamental note に対して整数倍の振動数を持つ上音。
higher harmonics (高次倍音)
harmonise
harmonize
vi./vt. 和声付けする、(旋律に)和音を付ける
When modal melodies were harmonised, (旋法の旋律が和声付けされる場合、)
A soft but striking unharmonised phrase is heard in the piano and restated in the first violin.
harmony n. 和声  cf) chord (和音)
functional harmony (機能和声)
tonal harmony (調的和声)
chromatic harmony (半音階的和声)
modal harmony (旋法的和声)
harp n. ハープ (略記 Hp.)
chromatic harp (クロマティック・ハープ)
harpsichord n. ハープシコード、チェンバロ  cf) cembalo 《伊》
hemidemisemiquaver n. 《英》64分音符  cf) sixty-fourth note 《米》
hemiola n. 《希》ヘミオラ [複数形] hemiolas
ギリシア語で「3:2の比率」の意。3拍子での2小節に対して、1小節目の3拍目と2小節目の2拍目を強調して、2拍子で3小節のように分けることを意味することが多い。バロック時代の曲に多く見られ、3拍子の舞曲のリズムに変化を与えたり、長い楽章の最後で使われてアラルガンド allargando のような効果を出したりする。
hemiolia n. =hemiola (ヘミオラ)
high mass n. =missa solemnis 《羅》(ミサ・ソレムニス)
high notes n. 高音
such as the low and high notes on an acoustic piano (生ピアノの低音や高音のように)
holler n. ハラー  (原語は「叫ぶ」の意)
アメリカ合衆国南部の農園で奴隷として労働に従事していたころの黒人の素朴な歌。フィールド・ハラー field holler とも呼ばれる。同じく農園で歌われた労働歌 work-songs が「リーダーとコーラス」が交互に歌う応唱形式による合唱であったのに対して、ハラーはソロで歌われる。自由な形式で、歌と言葉の中間の叫ぶような歌い方が特徴で、その歌い方がブルース blues の歌唱様式に影響したと考えられている。
homophonic a. ホモフォニーの cf) polyphonic
homophony n. ホモフォニー
複数の声部でそれぞれ独立した旋律の横の流れ(線的構成)より、声部間の縦の関係である和音の連続に重点を置く作曲様式。1つの声部の旋律が他声部の和声で伴奏される場合と、全ての声部が同じリズム型で動いて和音中心に構成されている場合とがある。
cf) polyphony (ポリフォニー)
cf) monophony (モノフォニー)
horn n. ホルン (略記 Hrn./Hn) =French horn
French horn (フレンチ・ホルン、ホルン)
natural horn (ナチュラル・ホルン)
valve horn (ヴァルヴ・ホルン)
horn fifths (ホルン5度)
hymn n. (1) 賛美歌
(2) 賛歌
     
 
[ I ]
 
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idea n. 楽想
idiom n. (音楽の)語法、作風、表現形式
文学、音楽、美術などで、作者、民族、時代などに特有の語法、独特の表現形式のこと。
classical idiom (古典派の語法)
the idiom of Bach (バッハの語法)
idiomatic a. (音楽が)独特の表現形式を備えた、独特の作風の、際立った特色のある
Both pre-beat(grace-note) and on-beat(appoggiatura) execution are idiomatic to Mozart's music. (装飾音を拍の前に出した演奏(グレイス・ノート)も拍上の演奏(アポッジャトゥーラ)も、モーツァルトの音楽語法である)
idyll n. 牧歌 =idyl  cf) idylle 《独》《仏》
idyllic a. 牧歌的な
imitation n. 模倣
ある声部の旋律や音型を、他の声部がまねて演奏すること。
canonic imitation (カノン風の模倣)
impromptu n. 《仏》即興曲
即興的な性格を持つ自由な形式の小品。
improvisation n. 即興演奏
improvise vt. 即興で演奏する cf) improvisation (即興演奏)
improvised a. 即興の
improvised performance (即興演奏)
incidental music n. 付随音楽
incidental music to Rosamunde (劇付随音楽「ロザムンデ」)
inner part n. 内声、内声部  cf) outer part (外声、外声部)
instrument n. 楽器
instrumental a. 楽器の、器楽の  cf) vocal (声の、声楽の)
instrumental music (器楽)
Instrumentarium n. 《独》楽器編成、使用する楽器群
instrumentation n. (1) 管弦楽法、楽器法、楽器編成法
(2) 楽器編成
in tempo ad. 《伊》イン・テンポ
「正確なテンポで」「遅れずに」 =in time
intensity n. 音の強さ
interlude n. 間奏曲 cf) intermezzo 《伊》
intermezzo n. 《伊》インテルメッゾ、インテルメッツォ
(1) 間奏曲
(2) 17〜18世紀のイタリアで、オペラ・セリア opera seria の幕間に演じられたコミカルな内容の短い音楽劇。ペルゴレージ(Giovanni Battista Pergolesi 1710〜1736)の「奥様女中 La serva padrona」(1733年初演)が代表例。
interpretation n. 解釈、演奏解釈
interval n. 音程
harmonic interval (和声的音程)
melodic interval (旋律的音程)
perfect interval (完全音程)
major interval (長音程)
minor interval (短音程)
augmented interval (増音程)
diminished interval (減音程)
doubly augmented interval (重増音程)
doubly diminished interval (重減音程)
simple interval (単音程)
compound interval (複音程、複合音程)
in time ad. =in tempo 《伊》
intonation n. イントネーション
intone vt. (祈祷文などを)詠唱する、抑揚をつけて歌う
intone the syllables of the title of 'alleluia' (曲名である「アレルヤ」という言葉の音節に抑揚をつけて歌う)
introduction n. 序奏、導入部
introit n. イントロイトゥス、入祭唱 =introitus 《羅》
ミサ固有式文の最初に置かれる聖歌。クリスマスや復活祭など、その日ごとのミサの内容に応じて、ふさわしい歌詞がミサの開始にあたって歌われる。
introitus n. 《羅》イントロイトゥス =introit 《英》
inversion n. 転回
音の上下関係を置き換えること。「音程の展開」「和音の展開」「旋律の展開」の3つがある。
(1) 音程の展開 inversion of intervals
音程を構成する二つの音のうち、どちらかの音をオクターヴ上または下に移すこと。例えば、1オクターヴ内であれば、2度は7度に、3度は6度に転回される。
(2) 和音の展開 chordal inversion
三和音 triad で根音 root 以外の音を最低音に置くこと。第3音を最低音に置く場合を第1転回 first inversion、第5音を最低音に置く場合を第2転回 second inversion という。また、七の和音 seventh chord で第7音を最低音に置く場合を第3転回 third inversion という。
(3) 旋律の展開 melodic inversion
旋律の上行を下行に、下行を上行に置き換えること。カノンやフーガでよく用いられる手法。応答 answer が主題 subject の転回形 inversion となっているフーガを反行フーガ counter-fugue という。
     
 
[J]
 
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jazz n. ジャズ
スピリチュアル spiritual、ブルース blues、ラグタイム ragtime などの影響を受けて、19世紀末から20世紀初頭にアメリカ合衆国南部の黒人が生み出したポピュラー音楽。躍動感のあるオフビート・リズムと即興演奏に特徴がある。
jig n. ジグ
16世紀のイギリスで流行した、跳躍と複雑なステップを特徴とする躍動的な踊り。 
jingle n. ジングル、鈴
そりの鈴、タンバリンの鈴(金属盤)など、一固まりの小さな鈴をひもや木の取っ手に結び付けたもの。
Jodel n. 《独》ヨーデル =yodel 《英》
just intonation n. 純正律
音律 temperament の一つで、すべての音程間隔を協和度の高い響き(単純な振動数比)によって純正にしようとする方法。協和するように純正に合わせた和声的音程と、その設定から導き出された旋律的音程を一貫して用いる。各全音の幅は一様とならず、例えば C-E の長3度では、C-D 間が大全音(204セント)、D-E 間が小全音(182セント)となる。
     
 
[K]
 
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Kapellmeister n. 《独》カペルマイスター
礼拝堂 Kapell 《独》 付きの音楽家という意味から転じて、「楽長」「指揮者」などの意味で用いられる。
=chapel-master, musical director
kettle drums n. ティンパニ (略記 K.Dr.) =timpani 《伊》 (Timp.)
key n. (1) 調
principal key (主調)
main key (主調)
tonic key (主調)
dominant key (属調)
subdominant key (下属調)
parallel key (同名調、同主調)
relative key (平行調)
related key (近親調)
remote key (遠隔調)
major key (長調)
minor key (短調)
original key (原調)
(2) (鍵盤楽器の)鍵(けん)
white key (白鍵)
black key (黒鍵)
(3) (木管楽器の)鍵(けん)
木管楽器の音孔 tone hole を開閉する機械装置。
key-note n. 主音
The note on which a scale begins (i.e. the first degree) is the key-note. (音階の最初の音(すなわち1度の音)が主音である)
key signature n. 調号
Komponist n. 《独》作曲家 =composer 《英》
Kyrie n. 《希》キリエ (あわれみの賛歌)
ミサ通常式文の最初に置かれる聖歌。ギリシア語で「キリエ・エレイソン Kyrie eleison (主よ、あわれみたまえ)」と歌われる。
     
 
[L]
 
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Laendler n. 《独》レントラー =Ländler
langsam ad. 《独》ラングザーム、「遅く」「ゆっくりと」
cf) schnell 《独》(シュネル、「速く」)
Langsamer Satz (緩徐楽章)
largamente ad. 《伊》ラルガメンテ =broadly, generously, stately
「幅広く」
(1) 堂々とした演奏を指示する発想記号
(2) テンポを落とす指示
larghetto ad. 《伊》ラルゲット
「ラルゴよりやや速く」
largo ad. 《伊》ラルゴ
「幅広くゆるやかに」
Lauds n. 賛課(さんか) =Laudes 《羅》ラウデス
聖務日課 divine office における8つの定時課の一つで、朝課 Matins に次いで明け方に行われる礼拝。
leader n. コンサート・マスター =concert master 《米》
leading note n. 導音
全音階の第7音、主音の半音下の音であり、主音へと導く機能を持つ
leading note motion (導音進行)
leading note resolution (導音解決)
leap n. 跳躍
octave leap (オクターブ跳躍)
ledger line n. (五線譜の)加線 =leger line
五線の内側におさまらない高音や低音を記譜するときに書き加える短い補助線。
legg. a. leggiero の略
leggiero a. 《伊》レッジェーロ、レジェーロ 「軽く」 =legg.
lento ad. 《伊》レント
「ゆるやかに」 遅い速度を表す速度標語だが、ラルゴやアダージョなどと比べたとき、その位置づけははっきりしない。
lesson n. (1) レッスン、授業、稽古
have music lessons (音楽のレッスンを受ける)
(2) (キリスト教の)読唱、朗読
Lied n. 《独》リート  [複数形] Lieder
(1) 19世紀を中心に興隆したドイツ・ロマン派の芸術的歌曲。シューベルトの「魔王」「糸を紡ぐグレートヒェン」などが代表例。
(2) 広義には、中世の吟遊詩人(ミンネゼンガー Minnesänger)の時代以来の伝統を持つドイツの歌曲。
ligature n. (1) リガトゥラ =ligatura 《羅》
(2) スラー、スラーで連結された音符
lirico a. 《伊》リリコ =lyrical
「叙情的な」「抒情的な」
Andante lirico (抒情的アンダンテ)
lilting a. 軽快な(リズムのある)、浮き浮きした
a lilting, lyrical episode reminiscent of Haydn (ハイドンを思わせる軽快で感情豊かなエピソード)
l'istesso tempo n. 《伊》リステッソ・テンポ
拍子が変わっても基準となる拍の速度を変えない指示。例えば、2/4拍子の1拍(4分音符)と 6/8拍子の1拍(付点4分音符)とで拍の速度を変えないで 2/4拍子から6/8拍子へ移行するとき、この指示が用いられる。
liturgy n. (キリスト教の)典礼
教会における公的礼拝の祭式。礼拝式文、すなわち礼拝の式次第。
liturgical books n. 典礼書
キリスト教の典礼における朗読、祈祷、歌のためのテクストと式次第(礼拝式文)を収めた本で、礼拝や儀式の執行に用いられる。特にローマ・カトリック教会では、ミサ mass と聖務日課 divine office の式文が重要であり、それぞれの典礼書として、ミサ典礼書 missal と聖務日課書 breviary がある。
liturgical drama n. 典礼劇
liturgical psalter n. 典礼用詩編書
Lombardic rhythm n. ロンバルディア・リズム cf) Scotch snap
逆付点のリズム reversed dotting
loudness n. 音の大きさ  cf) intensity (音の強さ)
lullaby n. 子守歌 =cradle song
lute n. リュート cf) liuto 《伊》
lyre n. リラ    cf) lira 《伊》
lyric n./a.
n.
(1) 叙情詩、叙情詩の
(2) [複数形で](流行歌などの)歌詞
with lyrics (歌詞付き)
lyrical a. 叙情的な
 
[M]
 
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maestoso a. 《伊》マエストーソ =majestic, dignified
「荘厳に」「堂々と」
モーツァルトのピアノ協奏曲第25番 K.503 の第1楽章に Allegro maestoso の指示がみられる。
maestro n. 《伊》マエストロ =master 《英》
本来は「名人」「師」の意味。著名な作曲家、指揮者、教師などに対する敬称として用いられる。
Maestro Toscanini
Magnificat n. 《羅》マニフィカト
ローマ・カトリック教会の聖務日課 divine office の晩課で歌われるカンティクム canticle の一つ。新約聖書の「ルカによる福音書」第1章46〜55節に基づき「Magnificat anima mea Dominum(わたしの魂は主をあがめ)」と歌い始められる。受胎告知を受けた乙女マリアが洗礼者ヨハネを身ごもるエリザベトを訪問して歌う、喜びと力強さに満ちた賛美の歌。「マリアの賛歌」と呼ばれる。
main note n. 主要音 =principal note
トリルやターンなどの装飾の基点となる音。
cf) accessory notes (トリルやターンによって生じる装飾音)
major n./a. 長調、長調の  cf) minor (短調、短調の)
in C major (ハ長調の)
in the key of A flat major (変イ長調の)
major scale n. 長音階
male chorus n. 男声合唱、男声合唱団
cf) female chorus (女声合唱)
cf) mixed chorus (混声合唱)
male voice n. 男声
cf) female voice (女声)
cf) mixed voices (混声)
mallet n. マレット、(マリンバやティンパニなどの)ばち
mandolin n. マンドリン
リュート属の撥弦楽器。
manuscript n. 手稿譜、手書きの楽譜  cf) autograph (自筆譜)
No manuscript sources - either autograph or copies - now survive from the composer's lifetime. (作曲者の生前に書かれた手稿譜は、自筆譜も筆写譜も現存しない)
marimba n. マリンバ、金属製の共鳴筒が付いた木琴の一種
mass n. ミサ、ミサ曲 =missa 《羅》
本来、ミサとはローマ・カトリック教会における聖餐式、すなわち最後の晩餐でのキリストの言行を追想してパンと葡萄酒を聖体として拝領する儀式を意味し、またその典礼で用いられる音楽(ミサ曲)をも指す。広義にはプロテスタントや東方諸教会における聖餐式の典礼の音楽を指す場合もある。
ミサ曲とは、ミサの典礼で通常文聖歌と呼ばれる、キリエ Kyrie、グロリア Gloria、クレド Credo、サンクトゥス Sanctus (およびベネディクトゥス Benedictus)、アニュス・デイ Agnus Dei の5曲をひとまとまりにして多声部の声楽曲として作曲されたもので、ミサの祭儀の当該箇所で元のグレゴリオ聖歌の代わりに歌われた。14世紀のフランスの作曲家マショー(Guillaume de Machaut 1300頃〜1377)の「ノートル・ダム・ミサ曲」はその最初期の例として知られる。
massed a. (一人で演奏するのではなく)複数人数の
massed cellos (複数のチェロ)
All parts can be played solo or massed. (全てのパートをそれぞれ一人で弾いても何人かで弾いてもよい)
master class n. マスタークラス
一流音楽家が指導する特別上級クラス
masterpiece n. 名作、傑作、代表作
Matins n. 朝課(ちょうか) =Matutinum 《羅》マトゥティヌム
聖務日課 divine office における8つの定時課の一つで、真夜中過ぎ(多くの場合、午前3時)に行われる礼拝。定時課の中でもっとも長く、構成も複雑である。
measure n. 《米》小節 =bar
measured a. 韻を踏んだ、リズミカルな =rhythmical
cf) unmeasured (一定のリズムがない)
mediant n. 上中音、メディアント
全音階の第3音
medley n. メドレー、ポプリ、接続曲
よく知られた曲の一部をつなぎ合わせて1曲にしたもの。ポプリ potpourri ともいう。
cf) potpourri (ポプリ)
cf) pastiche (パスティーシュ)
melisma n. 《希》メリスマ
1つの音節をいくつもの(5〜6個以上の)音符で歌う歌唱形態。
melismatic a. メリスマの
melismatic style n. メリスマ様式
単旋聖歌 plainchant において、歌詞の1つの音節を引き伸ばして、いくつもの(5〜6個以上の)音符から成る装飾的な音型で歌う様式。これに対して、1音節を1つの音符に当てて歌う様式を「シラブル様式 syllabic style」、1音節を 2〜4個の音符に当てて歌う様式を「ネウマ様式 neumatic style」と呼ぶ。
melodic a. (1) 旋律的な、音楽的な、美しい音の =melodious
(2) 旋律の
melodic line (旋律線)
melodic interval (旋律的音程)
melodic minor scale (旋律的短音階)
melodious a. 旋律的な、音楽的な、美しい音の
melodrama n. メロドラマ
せりふと背景音楽からなる、劇とオペラの中間的作品、またはそのような一場面。
melody n. 旋律
meno ad. 《伊》メノ。より少なく、より〜でなく
meno allegro (メノ・アレグロ、今までより遅く)
meno mosso ad. 《伊》メノ・モッソ。今までより遅く。
menuet n. 《仏》メヌエット =minuet 《英》、minuetto 《伊》
17世紀中頃〜18世紀に流行した、中庸または遅い速度で3拍子のフランスの宮廷舞踊および舞曲。バロック時代の組曲の一楽章として時に用いられ、18世紀後半の古典派の時代になると、ソナタ、室内楽曲、交響曲などの一楽章として定着した。後者の場合、トリオ trio を中間部として伴い、主部とトリオが A-B-A の3部形式で構成される。
meter n. 《米》拍子、拍節  cf) time
simple meter (単純拍子)
compound meter (複合拍子)
metre n. 《英》拍子、拍節 =meter 《米》
metric
metrical
a. 拍節の
metric pattern (拍節パターン)
metrical inequality (不均等な拍節)
metronome n. メトロノーム
metronome mark (メトロノーム記号)
Maelzel's metronome (メルツェルのメトロノーム) =M.M.
microtone n. 微分音。半音より狭い音程
middle C n. 中央ハ
from the D above middle C to the D two octaves higher
middle section n. (3部形式などの)中間部
cf) outer sections (中間部に対して、その前後の部分)
military band n. 軍楽隊  cf) wind band (吹奏楽隊)
軍隊に所属して式典や行進などで演奏する楽隊。木管楽器と金管楽器を主体に打楽器を加えた編成をとることが多い。
minim n. 《英》2分音符  cf) half note 《米》
minimal music n. ミニマル・ミュージック
1960〜70年代にアメリカで顕著となった、作曲素材を極度に切り詰めて限定して扱うことを急進的に目指した音楽。短い旋律やリズム・パターンの執拗な反復、和声の停滞、クライマックスを形成しない音響の漸次的変化を特徴とする。
minor n./a. 短調、短調の  cf) major (長調、長調の)
Mass in B minor (ロ短調ミサ)
the only one in a minor key (短調で書かれた唯一の作品)
minor scale n. 短音階
natural minor scale (自然的短音階)
harmonic minor scale (和声的短音階)
melodic minor scale (旋律的短音階)
minuet n. メヌエット =menuet 《仏》
missa n. 《羅》ミサ =mass 《英》
missa brevis n. 《羅》ミサ・ブレヴィス
「短いミサ」の意。
(1) 15〜16世紀には、通常式文 Proper の各曲が短く作曲されたミサ曲を意味した。。
(2) 17〜18世紀には、ルター派教会の礼拝のために作曲された、通常式文の最初の2曲、すなわちキリエ Kyrie とグロリア Gloria のみで構成されるミサ曲を意味するようになった。
missa parodia n. 《羅》ミサ・パロディア =parody mass 《英》
missa solemnis n. 《羅》ミサ・ソレムニス、荘厳ミサ =high mass 《英》
助祭と副助祭を伴い、朗読部分(使徒書朗読と福音書朗読)以外のあらゆる部分を歌うカトリックの盛儀ミサ。
missal n. ミサ典礼書、ミサ典書 =missale 《羅》
ミサの執行に必要な全ての礼拝式文を一冊にまとめた典礼書。以前はさまざまな典礼書 liturgical books に収められていた礼拝式文が集成された。
misterioso a. 《伊》ミステリオーソ =mysterious
「神秘的な」「不思議な」
misura n. 《伊》ミズーラ
(1) 小節 =measure 《英》
(2) 拍子 =time 《英》
alla misura (アッラ・ミズーラ、「正確な拍子で」)
senza misura (センツァ・ミズーラ、「拍子に厳格でなく自由に」) =without strict time
mixed chorus n. 混声合唱、混声合唱団
cf) male chorus (男声合唱)
cf) female chorus (女声合唱)
mixed voices n. 混声
cf) male voice (男声)
cf) female voice (女声)
M.M. n. メトロノーム速度 (Maelzel's Metronome の略)
modal a. 旋法の
modality n. 旋法性
mode n. 旋法
church mode (教会旋法)
ecclesiastical mode (教会旋法)
moderate a. (テンポが)中庸の、中くらいの
in a moderate or slow triple metre (テンポが中庸または遅い3拍子の)
Various metric structures were used and the tempo is moderate. (拍子は多様でテンポは中庸である)
moderato ad. 《伊》モデラート
(1) 「中くらいの速さで」
(2) (他の語と組合わせて)適度に。
allegro moderato (適度に速く、ほどよく速く)
modulate vi. 転調する
modulate from C minor to C major (ハ短調からハ長調に転調する)
strongly modulating introduction (激しく転調する導入部)
modulation n. 転調
modulation to D major (ニ長調への転調)
modulatory a. 転調の
modulatory sequences (転調するゼクエンツ)
monody n. モノディー、モノディ、モノディ様式
朗唱的な単一の歌唱旋律を和弦的な伴奏で支える形式。ルネサンス期のポリフォニーに対する反動として、16世紀末から17世紀初頭のイタリア歌曲に現れた様式で、のちのバロック期のオペラのレチタティーヴォに影響を与えた。
monophony n. モノフォニー
伴奏のない単旋律の音楽。ハーモニーを伴わず、他の旋律と組み合わされて対位法を形づくることもない単一声部の音楽。グレゴリオ聖歌 Gregorian chant が代表例。
cf) homophony (ホモフォニー)
monothematic a. 単一主題の
monotone n. (1) モノトーン。ローマ・カトリック教会の典礼で、詩編唱、祈祷、続唱などが一定の音高で朗唱されること。
(2) 単一音、単調な音
monotonic a. (1) モノトーンの、モノトーンで歌われる
(2) 単一音の
mood n. 曲想
uniformity of mood (曲想の統一感)
Word directions are often given to describe the general mood or character of the music. (楽曲の全体的な曲想や性格を表現するためには、言葉による指示が使われることが多い)
mordent n. モルデント
主要音 main note とその2度下の補助音 subsidiary note とをすばやく交替する装飾音。これに対して、主要音とその2度上の音とを交替するものを逆モルデント inverted mordent と呼ぶ。また用語の混同を避けるために、前者を下向モルデント lower mordent 、後者を上向モルデント upper mordent ともいう。
inverted mordent (逆モルデント、転回モルデント)
upper mordent (上向モルデント)
lower mordent (下向モルデント)
motif n. 動機、モティーフ  =motive
motion n. (音の)進行、動き
conjunct motion (順次進行)
disjunct motion (跳躍進行)
leading note motion (導音進行)
similar motion (並進行、並行)
contrary motion (反進行、反行)
oblique motion (斜進行、斜行)
motive n. 動機、モティーフ  =motif
独立した楽想を持つ最小の音楽的単位。旋律的、和声的、リズム的にはっきりした表現内容を持ち、主題やフレーズの一部を構成する最小区分である。動機は、さまざまな変化を伴って反復されることによって、楽曲を展開させる。
motivic a. 動機の、モティーフの
motivic relation (動機的な関連性)
motivic development (動機の展開)
motivic working (モティーフ操作)
movement n. 楽章  cf) Satz 《独》
first movement (第1楽章)
opening movement (開始楽章)
closing movement (終楽章)
slow movement (緩徐楽章)
outer movements (両端楽章)
middle movement (中間楽章)
single movement (単一楽章)
multi-movement form (多楽章形式)
Albinoni was probably the first composer to use the three-movement cycle consistently. (アルビノーニはたぶん 3楽章構成を一貫して用いた最初の作曲家である)
MS n. manuscript の略、手稿譜
Source: late-18th-century MS copy (原典資料:18世紀後期の手書きの筆写譜)
MSS n. manuscripts の略、MS の複数形
both MSS and prints (手稿譜も印刷譜も)
musette n. 《仏》ミュゼット
(1) 17〜18世紀初頭にフランス宮廷で人気があった小型のバッグパイプ。 cf) bagpipe
(2) ミュゼットやバッグパイプの音をドローン drone で模した牧歌風の舞曲。
musical saw n. ミュージカル・ソー
長く、よくしなる西洋のこぎりを楽器として用いたもの。のこぎりの背の部分をヴァイオリンなどの弓で弾いたり、刃をマレットでたたいて演奏する。19世紀半ばから使われ始めた。
music drama n. 楽劇
music stand n. 譜面台
musicology n. 音楽学
musicologist (音楽学者)
mute n. 弱音器、ミュート  =sordino 《伊》
muted p.p. 弱音器を付けた
muted strings (弱音器を付けた弦楽器)
     
 
[N]
 
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Nachtanz n. 《独》ナーハタンツ
一対になった舞曲の2曲目のこと。「後の舞曲」の意。例えばパヴァーヌとガイヤルドのように、一般にはゆるやかな2拍子の舞曲と速い3拍子の舞曲が対になることが多く、2曲目の速い舞曲をナーハタンツと呼ぶ。このように2曲の舞曲を対にする習慣は、後の時代の舞踏組曲の萌芽とみなされる。
national anthem n. 国歌   cf) anthem (アンセム)
Austria's national anthem (オーストリア国歌)
natural n. (1) ナチュラル、本位記号 =cancel
(2) シャープもフラットも付かない音。ピアノの白鍵。
natural key n.  シャープもフラットも付かない調。すなわち、ハ長調またはイ短調。
neo-classicism n. 新古典主義
neuma n. ネウマ
中世の単旋律歌曲の記譜で用いられた、旋律の音高の動きを図形的に表した記号。
neumatic notation n. ネウマ記譜法
ネウマを用いた中世の記譜法。
neumatic style n. ネウマ様式 =group style
単旋聖歌 plainchant において、歌詞の1つの音節を 2〜4個の音符(1ネウマ)に当てて歌う様式。
cf) melismatic style (メリスマ様式)
cf) syllabic style (シラブル様式)
nocturnal a. ノクターン調の、ノクターンを思わせる
nocturne n. ノクターン、夜想曲
non-harmonic note n. 非和声音
声部書法において、任意の瞬間の和音の中でその和音の他の音と協和しない装飾的な音。非和声音は旋律を装飾し、一時的に不協和状態を起こすが、後続する和音において協和する音に解決する。以下の例がある。
 1) passing note (経過音)
 2) auxiliary note (補助音)
 3) anticipation (先取音)
 4) changing note (倚音、転過音)
 5) suspension (掛留音)
non tanto ad. 《伊》ノン・タント  =not so much
「多くなく」「あまりに〜でなく」
non troppo ad. 《伊》ノン・トロッポ =not too much
「はなはだしくなく」「過度にならずに」
allegro ma non troppo (アレグロ・マ・ノン・トロッポ 「速く、しかし過度にならないように」 ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の第1楽章やスプリング・ソナタの終楽章にこの指示がみられる)
None n. 九時課
聖務日課 divine office における8つの定時課の一つで、午後3時に行われる礼拝。一時課 Prime、三時課 Terce、六時課 Sext と合わせて、小時課 little hours と総称される。
nonet n. 九重奏
notation n. 記譜法
note n. 音符
double whole note《米》/breve《英》 (二全音符)
whole note《米》/semibreve《英》 (全音符)
half note《米》/minim《英》 (2分音符)
quater note《米》/crotchet《英》 (4分音符)
8th note《米》/quaver《英》 (8分音符)
16th note《米》/semiquaver《英》 (16分音符)
32nd note《米》/demisemiquaver《英》
64th note《米》/hemidemisemiquaver《英》
Note
Noten
n. 《独》音符、(複数形で)楽譜 [複数形]Noten
(1) 音符 =note 《英》
(2) (複数形で)楽譜 =sheet music《英》
Noten von Mozart (モーツァルトの楽譜)
Notenpult n. 《独》譜面台 =Pult 《独》、=music stand 《英》
note-head n. 符頭、音符の「たま」
notes inégales n. 《仏》イネガル、ノート・イネガル
1拍が均等な音価に分割されて記譜されている音符を、長短を交替させながら不均等に演奏すること。主にバロック時代のフランス音楽でみられたリズムに関する演奏習慣。 notes inégales とは「不均等な音符('unequal notes')」の意。
note-row n. 《英》(十二音音楽の)音列 =tone-row 《米》
note value  n. 音価、音の長さ =time value
nut n. (1) ナット
弦楽器の指板の上端にある小さなブリッジ。糸受(いとうけ)、糸枕、上駒(かみごま)。
(2) 弓元  cf) point (弓先)
at the nut (弓元で)
 
[O]
 
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obbligato n. 《伊》オブリガート
(1) 助奏。主旋律と競うように演奏される旋律的伴奏。主旋律の次に重要で省くことができない独立した声部。
(2) 17〜18世紀の音楽用語としては、楽曲に不可欠で省略したり変更を加えたりしてはならない声部のこと。ad libitum (任意に)の対。
(3) 18世紀の鍵盤音楽では、数字付き低音 figured bass の形ではなく、完全に楽譜に起こされた声部を指す。
oblique motion n. 斜進行、斜行
声部書法 part-writing において、2つの声部の一方が同音にとどまり、他方が上行または下行する進行。
cf) similar motion (並進行、並行)
cf) contrary motion (反進行、反行)
oboe n. オーボエ (略記 Ob.)
oboe d'amore 《伊》(オーボエ・ダモーレ)
octave
8ve
n. オクターヴ =ottava (8va) 《伊》
octave leap (オクターヴ跳躍)
the D two octaves higher (2オクターヴ上のDの音)
open with the violins in octaves (オクターヴで演奏する2つのヴァイオリンで始まる)
with unisons, repeated notes and octaves (同音の連続とオクターヴ跳躍のユニゾンで)
octet n. 八重奏
ode n. オード、頌歌(しょうか)
神や英雄などをほめたたえる歌
Ode for St. Cecilia's Day (聖セシリアの祝日のためのオード)
off-beat n./a. オフビート、オフビートの
弱拍にアクセントをつけたリズム
off-beat accents (オフビートのアクセント)
offertorium n. 《羅》オッフェルトリウム =offertory 《英》
offertory n. オッフェルトリウム、奉献唱 =offertorium 《羅》
ミサ固有式文の4番目の聖歌。聖体の象徴であるパンと葡萄酒を祭壇に捧げる際に歌われる。
office n. 聖務日課 =divine office
off the beat
off beat
ad. (リズムやテンポの)調子が乱れて
cf) off-beat (オフビート、オフビートの)
on the beat
on beat
ad. (1) (リズムやテンポの)調子が合って
(2) (拍の前に出すのではなく)拍上で
The true appoggiatura, being an accented dissonance, is executed on the beat. (アクセントのある不協和音になっている真のアポッジャトゥーラは、拍上で演奏される)
op. n. opus の略。 op.6 (作品6)、op. posth. (遺作)
open harmony n. 開離和声
開離位置の和音による和声。
open position n. 開離位置
ある和音の構成音を散開状態で配置したもの。四声体和声 four-part harmony で、上3声が1オクターヴより広がって配置されたもの。
open score n. オープン・スコア
各声部が一段ずつ別々の譜表 stave に書かれているスコア。
cf) short score (ショート・スコア)
opera n. オペラ、歌劇
opera buffa n. 《伊》オペラ・ブッファ
主として18世紀に流行した喜劇的なイタリア・オペラ。十分な長さを持つ独立した作品であり、オペラ・セリアの幕間劇である短いインテルメッゾ intermezzo とは区別される。
opera house n. オペラ・ハウス、歌劇場
opera seria n. 《伊》オペラ・セリア
18〜19世紀初頭における、神話や英雄伝、史劇などを題材として、英雄的な主題や悲劇的な主題を扱うイタリア・オペラの総称。喜劇であるオペラ・ブッファの対語で、「正歌劇」とも訳される。
op. posth. n. 《羅》遺作、作曲家の死後に出版された作品
op. posthums の略。 =posthumous work 《英》
ショパンの夜想曲第20番 嬰ハ短調「遺作」などに例がみられる。
opus n. 《羅》作品、作品番号 opus number
op. と略される。op.6 (作品6)
orchestra n. オーケストラ、管弦楽団
symphony orchestra (交響楽団)
chamber orchestra (室内管弦楽団)
string orchestra (弦楽合奏団)
radio orchestra (放送管弦楽団、放送交響楽団)
full orchestra (フル・オーケストラ)
orchestral a. オーケストラの、管弦楽の
Orchestral Suite No.2 (管弦楽組曲第2番)
orchestration n. 管弦楽法、オーケストレーション
Ordinary n. (ミサ典礼の)通常式文、通常文
ミサ典礼文のうち、通常のミサで常時用いられる部分。キリエ Kyrie、グロリア Gloria、クレド Credo、サンクトゥス Sanctus (およびベネディクトゥス Benedictus)、アニュス・デイ Agnus Dei が相当し、この5曲をひとまとまりにしてミサ曲が作曲される。
Ordinary chants (通常文聖歌、通常唱)
cf) Proper (固有式文、固有文)
organ n. オルガン (略記 Org.)  cf) Orgel 《独》
organ chorale n. オルガン・コラール
伝統的なドイツ・プロテスタントのコラール旋律をオルガン用の多声部曲に編曲したもの。
organ point n. オルガン・ポイント  cf) Orgelpunkt 《独》
オルゲルプンクト、持続低音、ペダル音 pedal point
organum n. 《羅》オルガヌム
聖歌に基づく中世の多声楽曲。グレゴリオ聖歌を主声部に歌わせ、第2、さらには第3、第4の声部を付加した楽曲をいう。西洋音楽史の史料に現れる最古の多声部音楽である。
Orgelpunkt n. 《独》オルゲルプンクト =organ point
ornament n. 装飾音
ornamentation n. 装飾
ossia conj. 《伊》オッシア =otherwise
「あるいは」「または」 あるパッセージの演奏法について、楽譜の編集者が別のやり方を譜例などで示すときに表記する。
ostinato n. 《伊》オスティナート
同一の音型を執拗に繰り返す作曲技法、またはその音型。バス声部に現れることが多く、バッソ・オスティナート(執拗低音、固執低音)と呼ばれる。
basso ostinato 《伊》(バッソ・オスティナート) =ground bass
ottava
8va
n. 《伊》オッターヴァ、オクターヴ =octave (8ve)
楽譜では 8va と書いて、記譜された音符より1オクターヴ上(または下)の音での演奏を指示する。
outer part n. 外声、外声部  cf) inner part (内声、内声部)
overtone n. 倍音、上音
overture n. 序曲  =ouverture 《仏》
Italian overture (イタリア風序曲)
French overture (フランス風序曲)
concert overture (演奏会用序曲)
Academic Festival Overture (大学祝典序曲)
     
 
[P]
 
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parallel fifths n. 平行5度
parallel key n. 同主調、同名調
同じ主音の長調と短調。ハ長調とハ短調など。
parallel という単語から「平行」を連想しやすいが、平行調は英語で relative key という。
parallel motion n. 平行、並進行
parallel octaves n. 平行8度
paraphrase n. パラフレーズ
paraphrase vt. パラフレーズする
parody mass n. パロディ・ミサ =missa parodia 《羅》
既存のポリフォニー楽曲(モテットなどの宗教曲、シャンソン、マドリガーレなどの世俗曲)から多声のまま素材を借用して通常式文の各楽章を作曲したミサ曲。15世紀末から16世紀にかけて流行した。ルネサンス後期のイタリアの作曲家パレストリーナ(Giovanni Pierluigi da Palestrina 1525?〜1594)のミサ曲の多くがこのタイプである。
part n. (1) パート、声部
(2) パート譜
score and parts (スコアとパート譜)
parti separate n. 《伊》パート譜
partie séparée n. 《仏》パート譜
partition n. 《仏》スコア、総譜 =score 《英》
Partitur n. 《独》スコア、総譜 =score 《英》
Dirigierpartitur =full score 《英》
Studienpartitur =study score 《英》
cf) Stimmen (パート譜 =parts 《英》)
partitura n. 《伊》スコア、総譜 =score 《英》
part-writing n. パート書法、声部書法
楽曲(特に対位法的な楽曲)において、各声部を単に和声の構成単位として見るのではなく、独立した一つの旋律線と見たとき、各声部が示す動向と声部同士が互いに関連し合う様態を意味する。よい声部書法では、各声部は、独自の旋律形態とリズムを持つことによって、楽曲のポリフォニックな構成の中で独自性を保っている。「声部進行 voice-leading」と同義。
passacaglia n. 《伊》パッサカリア
(1) 17世紀前半の初期バロック歌曲において、歌の前後や中間に器楽で演奏される短いリトルネッロ(ritornello 反復句)。定型化された和声進行を持つ。
(2) 17〜18世紀に流行した、変奏曲形式による3拍子の舞曲。上記(1)のリトルネッロの和声定型がバス旋律定型に移り、それらの定型に基づく変奏曲として、17世紀後半からシャコンヌ chaconne と密接な関係を持ちながら独立した楽曲として発展した。そのため、シャコンヌとの違いは明確ではない。J.S.バッハの「パッサカリアとフーガ BWV582」が代表例。
passage n. パッセージ、経過句、走句
passage work n. 走句
passepied n. 《仏》パスピエ
17〜18世紀にフランスで流行した宮廷舞踊および舞曲。アウフタクト(上拍)で始まる 3/8拍子、または 6/8拍子の活発な舞曲で、メヌエットとほぼ同じステップで踊られるため、「速めのメヌエット」といった性格を持つ。オペラ、バレエ、管弦楽組曲などでふつう2曲が対で用いられ、第1パスピエは第2パスピエのあとにダ・カーポで繰り返される。
passing modulation n. 経過的転調 =transient modulation
目的の調に転調する途中で、経過的に差しはさまれる転調。
Modulations are frequent but mostly passing. (転調は頻繁にみられるが多くは経過的にあらわれる)
passing note n. 経過音
passion n. 受難曲
St. Matthew Passion (マタイ受難曲) cf) Matthäus-Passion 《独》
pastiche n. パスティーシュ
(1) 模倣作品、パロディ
(2) 様々な素材の借用による寄せ集めの作品、メドレー medley
cf) pasticcio 《伊》 (パスティッチョ)
pastoral a.
n.
(1) 牧歌的な、パストラーレ風の
(2) パストラーレ pastorale と同義
pastorale n. パストラーレ
キリスト降誕にちなんだ牧歌風のクリスマス音楽。羊飼いの笛を模したイタリア起源の器楽曲で、穏やかな 12/8(または 6/8、9/8)拍子、持続低音、平明で清澄な曲想を特徴とする。コレッリやマンフレディーニの「クリスマス協奏曲」に例がみられる。
pavan n. パヴァーヌ、パヴァン =pavane 《仏》
pavane n. 《仏》パヴァーヌ  =pavan 《英》
16〜17世紀に流行した、ゆるやかな2拍子の宮廷舞踊および舞曲。しばしばその後に3拍子の速い舞曲を伴う。特にイギリスでは、パヴァーヌとガリアード(ガイヤルド gaillarde)が一対になることが多い。
pedal note n. ペダル音
(1) 金管楽器の基音、その管長での最低音
(2) オルゲルプンクト Orgelpunkt 《独》
pedal note E in the bass (バスのペダル音E)
pedal point n. オルゲルプンクト、持続低音、ペダル音
cf) Orgelpunkt 《独》
tonic pedal (トニック・ペダル)
dominant pedal (ドミナント・ペダル)
peg n. (弦楽器の)糸巻き、ペグ
pegbox n. (弦楽器の)糸倉
pentatonic a. ペンタトニック、五音音階の
Pentatonic melodies are common in folksong. (ペンタトニック・メロディーは民謡では一般的である)
pentatonic scale n. 五音音階,、ペンタトニック・スケール
1オクターヴが5つの音で構成される音階。スコットランド民謡など西洋の民謡をはじめ、世界各地の民謡にみられる。
percussion n. 打楽器
perform vt. 演奏する
performance n. 演奏
first performance (初演)
improvised performance (即興演奏)
performing practice n. 演奏習慣 =performance practice
記譜された音符を実際に演奏する際の方法。特に録音のなかった時代の曲を演奏する際には、その当時の演奏習慣を知ることが重要になる。
period n. 楽節
period structure (楽節構造)
period instrument n. ピリオド楽器、古楽器、時代楽器
periodic a. 楽節的な
periodic melodies (楽節的な旋律)
perpetual motion n. 無窮動、常動曲 cf) perpetuum mobile 《ラテン語》
pesante a. 《伊》ペサンテ 「重く」
Poco lento e pesante
phrasing n. フレージング、楽句法
phrasing slur (フレージングスラー)
phrase n. フレーズ、楽句
piacevole a. 《伊》ピアチェーヴォレ
「愉快に」「心地よく」 エルガーの弦楽のためのセレナーデの第1楽章に Allegro piacevole の指示がみられる。
pianistic a. ピアノ的な、ピアノで演奏するのに適した
thematic fragments with pianistic figurations (ピアニスティックなフィギュレーションで装飾された主題の断片)
piano n. ピアノ  =pianoforte
grand piano (グランド・ピアノ)
upright piano (アップライト・ピアノ)
piano reduction n. ピアノスコア (piano score と同義)
声楽曲や協奏曲などで、伴奏のオーケストラパートをピアノ用に編曲したスコア
piano-vocal score n. 《米》ピアノ・ヴォーカルスコア =vocal score
piccolo n. 《伊》ピッコロ (略記 Picc.)
piccolo trumpet n. ピッコロ・トランペット
バロック時代の作品を演奏しやすくするために、19世紀末に考案された短管のトランペット。近現代曲にも用いられる。
piece n. 小曲、小品
pitch n. 音高、音の高さ
pitch names n. 音名
1オクターヴ内の各音の音高に対する固有の名称。各国語の音名は以下のとおり。
《英》 C D E F G A B
《独》 C D E F G A H
《伊》 Do Re Mi Fa Sol La Si
《仏》 Ut Ré Mi Fa Sol La Si
《日》 ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ
 →詳細は、楽器各国語対照表(音名)を参照。
più ad. 《伊》ピウ 「よりいっそう」
più allegro (ピウ・アレグロ、「今までより速く」)
più forte ad. 《伊》ピウ・フォルテ 「今までより強く」
più mosso ad. 《伊》ピウ・モッソ 「今までより速く」
più piano ad. 《伊》ピウ・ピアノ 「今までより弱く」
pivot chord n. 軸和音
二つの異なる調に共通する和音で、ある調から別の調への転調を円滑にする橋渡しの役割を持つ。例えば、ハ長調のXとト長調のTの和音は両方の調に共通の和音で、この和音を軸にしてハ長調からト長調への転調が行われる。
plainchant n. プレインソング plainsong と同義
plainsong n. プレインソング、単旋聖歌
(グレゴリオ聖歌などの)単旋律聖歌
cf) Gregorian chant (グレゴリオ聖歌)
play vi./vt. (楽器を)弾く、(曲を)演奏する
play the piano (ピアノを弾く)
play a waltz (ワルツを演奏する)
play Bach on a baroque violin (バロック・ヴァイオリンでバッハを演奏する)
a standard playing with each note played clearly (1音ごとに明瞭に弾く標準的な奏法)
to play at the upper half of the bow with each of the notes divided clearly (先半弓で各音をはっきり区切って弾く奏法)
pluck vt. (弦楽器を)かき鳴らす
plucked notes (ピチカート)
plucked string instruments (撥弦楽器)
point n. 弓先  cf) nut (弓元)
at the point (弓先で)
polka n. ポルカ
ボヘミア起源の、男女一組で踊る急速な 2/4拍子の舞踏、舞曲。19世紀に舞踏会用ダンスとしてヨーロッパ全土で流行した。
polyphonic a. ポリフォニーの cf) homophonic
polyphony n. ポリフォニー、多声音楽
複数の声部がそれぞれ独立した旋律を持って動く作曲様式。
cf) homophony (ホモフォニー)
cf) monophony (モノフォニー)
polyrhythm n. ポリリズム
複数声部に異なるリズムまたは拍節を同時に重ね合わせる手法。中世の多声音楽や20世紀の音楽にみられる。15世紀のフランドルの作曲家オケゲム(Johannes Ockeghem 1410頃〜1497)が書いた「ミサ・プロラツィオヌム Missa prolationum (種々の比率のミサ曲)」の第2キリエに典型的な例がある。
これに対してクロス・リズム cross-rhythm という語は、ポリリズムの同義語を意味する場合と、拍節パターンからずれるリズムを意味する場合とがある。
polytonality n. 多調性、多調  cf) bitonality (複調性、複調)
二つ以上の異なる調を同時に重ねて用いる手法。
position n. ポジション
ヴァイオリン属の弦楽器における指板上の左手の位置。トロンボーンにおけるスライドの位置。
in first position (ファーストポジションで)
stay in the position (そのポジションのままで)
high position (ハイ・ポジション)
half position (ハーフ・ポジション)
There is what is called a "half position", which is a semitone lower than the first position. (ファーストポジションより半音低いポジションがあり、これは「ハーフポジション」と呼ばれる)
cf) shift (ポジション移動)
potpourri n. 《仏》ポプリ、メドレー、接続曲
有名なメロディーを次々と演奏するようにつなぎ合わせた曲。メドレーと同義。
cf) medley (メドレー)
cf) pastiche (パスティーシュ)
Pralltriller n. 《独》プラルトリラー
(1) 主要音ととその2度上の補助音とをすばやく交替する装飾音で、補助音から開始される4音構成のトリル。補助音と同度の先行音とタイで結ばれるため、最初の補助音は実際には発音されず、そのままトリルに入る。
(2) 逆モルデント inverted mordent、シュネラー Schneller と同義。主要音から開始される3音構成の短いトリル。
prayer n. 祈り、祈願、祈祷、祈祷文
the Lord's Prayer (主祷文、主の祈り)
Eucharistic prayer (聖体の祈願)
pre-Classical n. 前古典派
prelude n. 前奏曲、プレリュード
premiere n./vt. 初演、初演する
presto ad. 《伊》プレスト
「急速に」
priest n. 聖職者、(カトリックの)司祭
cf) bishop (司教)、deacon (助祭)
prima donna n. 《伊》プリマドンナ  =diva (ディーヴァ)
オペラで主役を歌う女性歌手。首席女性歌手。
primary triad n. 主要三和音
主和音、下属和音、属和音の三つ
prime n. (1) 同度、1度 =unison
(2) 主音。音階の最初の音
Prime n. 一時課
聖務日課 divine office における8つの定時課の一つで、午前6時に行われる礼拝。三時課 Terce、六時課 Sext、九時課 None と合わせて、小時課 little hours と総称される。
principal key n. 主調
principal note n. 主要音 =main note
トリルやターン記号が付された記譜上の音符。トリルやターンの基点となる音(Cのトリルならば C)
cf) accessory notes (トリルやターンによって生じる装飾音)
printing n. 印刷譜  cf) manuscript (手稿譜)
the 1890 printing (1890年の印刷譜)
program n. (演奏会の)プログラム =programme 《英》
the first number on the program (プログラムの最初の曲)
program music n. 標題音楽 =programme music 《英》
cf) absolute music (絶対音楽)
program note n. プログラム・ノート =programme note 《英》
演奏会やオペラのプログラムの曲目について書かれた解説。
promenade concert n. プロムナード・コンサート
(1) 廉価な立見席による、形式ばらない、リラックスした雰囲気の演奏会。演奏曲目は、ワルツや序曲など、ポピュラーで軽い作品が多い。
(2) 上記(1)の例として特に名高いのが、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで毎年夏に開催される the London Henry Wood Promenade Concerts で、プロムス Proms とも呼ばれる。
Proper n. (ミサ典礼の)固有式文、固有文
ミサ典礼文のうち、日によって変化する部分。入祭唱(イントロイトゥス) Introit、昇階唱(グラドゥアレ) Gradual、アレルヤ唱 Alleluia 、詠唱(トラクトゥス) Tract、続唱(セクエンツィア) Sequence、奉納唱(オッフェルトリウム) Offertory、聖体拝領唱(コンムニオ) Communion など。
Proper chants (固有文聖歌、固有唱)
cf) Ordinary (通常式文、通常文)
psalm n. 詩編、詩篇
旧約聖書に収められた150編の宗教詩。キリスト教やユダヤ教の礼拝で広く用いられる。礼拝で詩編を朗唱する詩編唱 psalmody は、特にカトリック教会ではグレゴリオ聖歌における詩編唱定型 psalm tone として定型化されている。
psalmody n. 詩編唱
詩編を歌うこと、またはその楽曲。ローマ・カトリック教会の典礼では、特に聖務日課 divine office において詩編の朗唱がその中心となっており、詩編唱定型に従って歌われる。
psalm tone n. 詩編唱定型
グレゴリオ聖歌における詩編唱の定型。
pulse n. (音楽や詩の)拍 =beat
Pult n. 《独》譜面台 =Notenpult 《独》
 
[Q]
 
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quadrille n. 《仏》カドリーユ
19世紀の舞踏会で流行したフランス起源の舞曲、社交ダンス。拍子や速度の異なる5つの部分(フィギュア)から構成される。
quadruple woodwind n. 4管編成
cf) double woodwind (2管編成)
cf) triple woodwind (3管編成)
quartet n. 四重奏曲、四重奏団  cf) quartetto 《伊》
string quartet (弦楽四重奏曲、弦楽四重奏団)
quater note n. 《米》4分音符  cf) crotchet 《英》
quaver n. 《英》8分音符  cf) eighth note 《米》
quintet n. 五重奏曲、五重奏団
quintuplet n. 5連符
     
 
[R]
 
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rag n. ラグ  =ragtime (ラグタイム)
"Maple Leaf Rag" (「メイプル・リーフ・ラグ」)
ragtime n. ラグタイム
1890年代に黒人ピアニストによって案出されたピアノの演奏スタイルで、第一次世界大戦のころまで流行した。軽快なテンポで進む低音のリズムに、シンコペーションを本質とするメロディーが拮抗して生き生きとした音楽を生み出すところに特色がある。ジャズに大きな影響を及ぼしたが、ジャズのように即興演奏ではなく、楽譜どおりに演奏された。スコット・ジョプリン(Scott Joplin 1867〜1917)の「メイプル・リーフ・ラグ Maple Leaf Rag(1899)」「エンターテイナー The Entertainer(1902)」がその時代の代表的な作品である。
range n. 音域  cf) compass, register, tessitura
音の高さの範囲。 range という語は、特に人間の声域を指す場合に用いられることが多い。
The range of the soprano part in choral writing is usually from c' to a''. (合唱曲のソプラノ声部の音域は、ふつう c' から a'' までである)
The range of the Schubert lied seldom exceeds a 10th. (シューベルトのリートの音域は、めったに10度を超えない)
Her voice had an unusually large range, extending from a to d'''. (彼女の声は音域が非常に広く、a から d''' にまで達する)
realize vt. リアライズする(数字付き低音を和声化して演奏する、または楽譜に起こす) 
realization of the figured bass
recapitulation n. 再現部
recit. n. recitative の略
recital n. リサイタル、独奏会、独唱会
give a piano recital (ピアノリサイタルを開く)
recitation n. 朗唱
recitative n. レチタティーヴォ  cf) recitativo 《伊》
accompanied recitative
dry recitative
recorder n. リコーダー cf) Blockflöte 《独》ブロックフレーテ
reduction n. リダクション
原曲より小さな楽器編成用(特にピアノ用)に編曲すること。
piano reduction (ピアノスコア)
reed instruments n. リード楽器(オーボエ、クラリネットなど)
refrain n. リフレイン、ルフラン
(1) 有節歌曲の各節の後に繰り返される同一詩句。反復句。
(2) ロンド rondo の主題。
(3) 14〜15世紀のロンドー rondeau のルフラン。
(4) 17〜18世紀のロンドー rondeau のルフラン。
register n. (1) 音域(楽器などのある特定の音域)
The initial motif of the theme is heard in low register. (最初の主題の動機は低音域に現れる)
particularly in the upper registers (特に高音域では)
(2) (オルガンの)音栓、ストップ =stop
rehearsal n. リハーサル、練習
sectional rehearsal (パート練習)
dress rehearsal (ドレス・リハーサル。本番間近に舞台上で行う最後の全体リハーサル。ゲネプロ)
in rehearsal (リハーサル中、リハーサルで)
at a public rehearsal (公開リハーサルで)
rehearsal letter n. 練習番号
曲の区切りごと、または一定の小節数ごとに楽譜上に付されたアルファベット文字。合奏練習で曲の途中から合わせるとき、その場所を指示して、例えば "one bar before letter M" (Mの1小節前から)のように使う。
rehearsal number n. 練習番号
アルファベットの代わりに数字が用いられるとき、rehearsal numbers という。
→ rehearsal letter 参照。
rehearse vt. (音楽や劇を)練習する、下稽古する、試演する
relative key n. 平行調
同じ調号の長調と短調。ハ長調とイ短調など。
cf) parallel key (同主調、同名調)
relative major n. 平行長調
relative minor n. 平行短調
rendering n. 演奏、演出、表現
She gave a splendid rendering of the piano sonata. (彼女はそのピアノソナタを見事に演奏した)
repeat n. 反復、繰り返し
repeat mark (反復記号)
1st ending (1番括弧)
2nd ending (2番括弧)
repeated notes n. 同音の連続
repeated note figure (同音が連続する音型)
repertoire n. 《仏》レパートリー、演奏曲目
have a large repertoire (レパートリーが広い)
string orchestra repertoire
repertory n. レパートリー  =repertoire
reprint n. (楽譜などの)リプリント版、再版、復刻版
reprint source (リプリント版の原版)
reprise n. 《仏》(主題などの)反復、繰り返し
at each reprise of the retornello (リトルネッロ主題の反復ごとに)
requiem n. 《羅》レクイエム、死者のためのミサ
キリスト教の万霊節(死者の日)、または葬儀のときに死者のためのミサとして執り行われるミサの祭儀、およびミサ曲。「レクイエム」の名は、ミサの冒頭で歌われるイントロイトゥス(入祭唱) Introit の最初の言葉「Requiem aeternam dona eis, Domine(主よ、永遠の安息を彼等に与えたまえ)」に由来する。
一般的なミサと異なり、通常式文ではグロリア Gloria とクレド Credo が省略され、固有式文ではアレルヤ唱 Alleluia の代わりにトラクトゥス(詠唱) Tract が歌われる。また、セクエンツィア(続唱) Sequence として長大なディエス・イレ(怒りの日) Dies irae が歌われるのが特徴となっている。
rescore vt. [楽器編成を変えて曲を]書き直す、編曲する
rescore it for full orchestra
cf) score (作曲する、編曲する)
resolution n. (和声の)解決
不安定で緊張した和音から安定した和音に移ること。
resonance n. 共鳴  cf) consonance (協和、協和音)
cf) sympathetic strings (共鳴弦)
cf) soundboard (共鳴板)
resound vi. (楽器や音が)鳴り響く、反響する
The trumpet resounded through the hall. (トランペットがホールに鳴り響いた)
resounding a. 鳴り響く、響き渡る
rest n. 休符
retrograde a. 逆行する、逆戻りの
旋律をその末尾から冒頭へ逆方向に演奏する
retrograde canon (逆行カノン)
rhapsody n.  ラプソディ、狂詩曲
rhyme n.
vi./vt.
(1) 韻、押韻(おういん)
(2) 韻を踏む、韻を踏ませる
rhymed a. 韻を踏んだ
rhythm n. リズム
rhythm and blues n. リズム・アンド・ブルース =R&B
1950年代から60年代にかけて、アメリカの黒人の間で最も人気のあったポピュラー音楽。ジャズ、ブルース、ゴスペルなどから発展した、モダンで都会的な感覚を持つアンサンブル音楽である。50年代半ばのロックンロール発生の母胎となった。
rhythmic
rhythmical
a. リズムの、リズミカルな
riff n. リフ
ジャズやロックなどでソロのバックで奏される、短く旋律的なオスティナート ostinato のこと。通常2〜4小節の印象的なフレーズの繰り返しで、和声の進行に合わせて変化することもある。
rigaudon
rigadon
rigadoon
n. 《仏》リゴードン、リゴドン
南フランス起源の民俗舞踊で、17〜18世紀にフランスとイギリスで流行した宮廷舞踊および舞曲。アウフタクト(上拍)で始まる2拍子であるところはブーレ bourrée に似るが、リゴードンのほうがやや活発で角張ったメロディーを持つ。
ripieno n. 《伊》リピエーノ  cf) concertino
合奏協奏曲におけるオーケストラ群(大合奏群)。コンチェルティーノ concertino と呼ばれる独奏楽器群と対比され、2群が交代で演奏される。
ritornello n. 《伊》リトルネッロ、リトルネロ
楽曲を通じて繰り返し回帰する短い楽句。原語はイタリア語の ritorno (繰り返し)の指小語で、「小さな反復」を意味する。
(1) 14世紀のイタリアのマドリガーレやカッチャにおいて、主体となる詩節のあとに付加された句、またはその部分の音楽。
(2) 17世紀のイタリアのオペラやカンタータにおいて、歌の前奏、間奏、後奏として反復される短い器楽的な部分。
(3) バロック時代のリトルネッロ形式で書かれたコンチェルトにおいて、独奏部(ソロ)の合間に反復される総奏部(トゥッティ)。
ritornello form n. 《伊》リトルネッロ形式
バロック時代の重要な楽曲形式の一つで、コンチェルトやアリアにおいて、独奏(独唱)部(ソロ solo)と総奏部(トゥッティ tutti)の交替によって曲を構成する形式。総奏部には同一素材が用いられ、独奏(独唱)部の合間に反復される。この総奏部をリトルネッロと呼ぶ。リトルネッロは最初と最後を除き、毎回異なる調で現れる。
rock n. ロック
黒人のリズム・アンド・ブルースと白人のカントリー・ミュージックを母胎として、1950年代のアメリカで生まれたポピュラー音楽のスタイル。60年代のビートルズの登場以降、世界の他のジャンルの音楽を取り込み、発展途上の録音技術を駆使して、ロックの音楽領域は拡大していった。70年代以降は多様化し、ハード・ロック、プログレッシヴ・ロック、パンク・ロックなど、さまざまなジャンルが生まれた。
rock and roll
rock'n'roll
n. ロックンロール
ロック rock と同義だが、特に1950年代のスタイルに限定して用いられることが多い。
roll n. ロール =drum roll
太鼓を連打する奏法。太鼓の連打音。左右のばちで速い連打を繰り返す奏法。ハイドンの「太鼓連打」交響曲 Drum Roll Symphony の冒頭でティンパニの長いロールがみられる。
roll vt. (太鼓を)連打する
rondeau n. 《仏》ロンドー
(1) バラード ballade、ヴィルレー virelai とともに 14〜15世紀フランスの3つの主要な歌曲形式の一つ。ルフランと呼ばれる A と B の二つの部分で構成されるフレーズを反復する定型的な構造を持つ。最も標準的なロンドーの構造は、ABaAabAB で表される。大文字 A, B は最初の歌詞の反復、小文字 a, b は同じ脚韻を持つ別の歌詞を同じ旋律で反復することを表す。
(2) 17〜18世紀にバロック期のフランスで流行した楽曲形式。楽曲の主部であるルフランが何度も反復される合間に、毎回異なるクープレと呼ばれる副楽想が挿入される構造を持つ。図式的には、ABACADA… のように表される。A がルフラン、B, C, D がそれぞれ楽想の異なるクープレを表す。オペラやバレエ、器楽曲、舞曲などで、こうした形式のものに en rondeau の表記がみられる。
 バロック期のロンドーは 18世紀後半には古典派のロンド形式に発展していったと考えられるが、その歴史的、地域的な変遷については十分に研究されていない。なお、(1)の 14〜15世紀のロンドーとの関係は希薄である。
rondo n. ロンド
ロンド形式で書かれた楽曲。ルフラン(リフレイン)またはロンドと呼ばれる主題が反復される合間に、クープレまたはエピソードと呼ばれる副楽想が挿入される構造を持つ。最も典型的な構造は、ABACABA で表される。A がルフラン(ロンド主題)、B, C がクープレを表し、第1、第3クープレが同一素材 B を用いるため均整の取れた構造となっている。バロック期のフランスのロンドー rondeau から発展し、18世紀後半の古典派時代ではソナタ形式とともに最も主要な器楽形式の一つとなった。
rondo form n. ロンド形式
root n. 根音
rosin n. (弦楽器の弓の毛に塗る)松脂(まつやに)
=colophony (コロフォニー)
round n. 輪唱
run n. 走句
 
[S]
 
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sacred music n. 宗教音楽 cf) secular music (世俗音楽)
Sanctus n. 《羅》サンクトゥス (感謝の賛歌)
ミサ通常式文の4番目の聖歌。「Sanctus (聖なるかな)」を3度繰り返して歌い始める。歌の後半「Benedictus qui venit in nomine Domini (ほむべきかな、主の名によりて来たる者)」以下を独立した楽章として作曲することも多い。
saraband n. サラバンド =sarabande 《仏》
sarabande n. 《仏》サラバンド =saraband 《英》
17〜18世紀に流行した、ゆるやかな3拍子の宮廷舞踊および舞曲。様式化された器楽曲のサラバンドには、3声部の旋律によるポリフォニックな構造を特徴とする軽やかな舞曲と、和音主体で荘重な雰囲気を持ち、第2拍に長い音符を置いてアクセントとする重い舞曲の2種類がある。古典組曲では、基本的な楽章を構成する舞曲として、アルマンド allemande、クーラント courante、サラバンド sarabande 、ジーグ gigue の順に配置される。
saxophone n. サクソフォーン =sax (サックス)
ベルギーの楽器製作者アドルフ・サックス Adolphe Sax (1814〜1894) が 1840年代に開発したシングル・リードの金属製木管楽器。
scale n. 音階
diatonic scale (全音階)
chromatic scale (半音階)
major scale (長音階)
minor scale (短音階)
natural minor scale (自然的短音階)
harmonic minor scale (和声的短音階)
melodic minor scale (旋律的短音階)
ascending scale (上向音階)
descending scale (下向音階)
schnell ad. 《独》シュネル、「速く」
cf) langsam 《独》(ラングザーム、「遅く」)
Schneller n. 《独》シュネラー
主要音とその2度上の補助音とをすばやく交替する装飾音。逆モルデント inverted mordent 、または上向モルデント upper mordent と同義で用いられる。C.P.E.バッハによって名付けられた。
cf) Pralltriller 《独》(プラルトリラー)
school n. 楽派
Roman school (ローマ楽派)
Bolognese School (ボローニャ楽派)
Venetian school (ヴェネツィア楽派)
Neapolitan school (ナポリ楽派)
Mannheim school (マンハイム楽派)
nationalist school (国民楽派)
Viennese school (ウィーン楽派)
Second Viennese School (新ウィーン楽派)
Viennese Classical school (ウィーン古典派)
Flemish school (フランドル楽派)
scordatura n. 《伊》スコルダトゥーラ
16〜18世紀に流行した弦楽器の変則的な調弦法。通常の調弦と変えることによって、音域を拡大したり(特に低い方へ)、演奏を容易にしたり、特殊な響きを得られるようにした。一例として、モーツァルトの「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364」(1779年)では、独奏ヴィオラの調弦を半音高く指定してニ長調の運指で演奏させることによって、この楽器の音色に張りを持たせている。
cf) accordatura (アッコルダトゥーラ、通常の調弦)
score n. スコア、総譜
full score (フルスコア、演奏用の大判スコア)
miniature score (ミニチュアスコア)
study score (研究用の小型スコア)
piano score (ピアノスコア)
piano-vocal score (vocal score と同義)
vocal score (ヴォーカルスコア)
score vt. [管弦楽・声楽などに楽曲を]作曲する、編曲する(受身で用いられることが多い)
scored for full orchestra (フルオーケストラ用に作曲された)
scoring n. 楽器編成
Scotch snap n. スコッチ・スナップ  cf) Lombardic rhythm
逆付点のリズム reversed dotting
Scripture n. (1) [多くは複数形で]聖書 the Scriptures
(2) 聖句、聖書の言葉、聖書の一節
secco a. 《伊》セッコ
乾いた、飾り気のない
recitativo secco (レチタティーヴォ・セッコ)
second n. 2度
descending second (下降2度)
second ending n. 2番括弧 cf) first ending (1番括弧)
secular music n. 世俗音楽 cf) sacred music (宗教音楽)
segue vt. 《伊》セグエ =siegue 「続く」の意。
(1) ある楽章から次の楽章へと休みなく続けて演奏する指示。attacca (アタッカ)。
(2) ある音型や奏法をそのまま繰り返し演奏し続ける指示。
sehr ad. 《独》ゼール =very, very much
「とても」「非常に」
sehr schnell (非常に速く)
semibreve n. 《英》全音符  cf) whole note 《米》
semiquaver n. 《英》16分音符  cf) sixteenth note 《米》
semitone n. 半音 =half tone
cf) tone (全音)、whole tone (全音)
diatonic semitone (全音階的半音)
chromatic semitone (半音階的半音)
sempre ad. 《伊》センプレ 「常に」 =always
sempre forte a. 《伊》センプレ・フォルテ 「常に強く」
sempre piano a. 《伊》センプレ・ピアノ 「常に弱く」
sentence n. 大楽節
旋律または主題の基本となる構造単位。前楽節4小節と後楽節4小節から構成されて、合わせて8小節の形を取ることが多い。
senza prep. 《伊》センツァ、「〜なしで」の意。 =without
senza misura ad. 《伊》センツァ・ミズーラ
「拍子に厳格でなく自由に」
=without strict time
senza sordino ad. 《伊》センツァ・ソルディーノ  cf) con sordino
「弱音器なしで」 =without mute
senza tempo ad. 《伊》センツァ・テンポ
「厳格にテンポを定めずに」「自由なテンポで」
separate bowing n. (弦楽器で)弓を返して弾くこと
いくつかの音符をスラーでつなげて一弓で弾くのではなく、弓を分けて(アップダウンで)弾くこと。
septet n. 七重奏
septuplet n. 7連符
sequence n. (1) 反復進行、ゼクエンツ =Sequenz 《独》
ひとつの短い音型 figure や 動機 motif を、音高を変えながら繰り返すこと。同じ音型パターンが音階上を等音程で上行、または下行する。
harmonic sequence (和声的反復進行)
melodic sequence (旋律的反復進行)
(2) セクエンツィア(続唱) =sequentia 《羅》
ミサ固有式文の聖歌の一つで、アレルヤ唱 alleluia (または詠唱 tract)に続いて歌われる。16世紀のトリエント公会議でそのほとんどが禁止された。禁止されなかったセクエンツィアの中に、レクイエムで歌われるディエス・イレ(怒りの日) Dies irae がある。また、聖母の悲しみの祝日で歌われるスタバト・マーテル(悲しみの聖母) Stabat Mater はいったん禁止されたが18世紀に認められた。
sequentia n. 《羅》セクエンツィア(続唱) =sequence 《英》
Sequenz n. 《独》ゼクエンツ(反復進行) =sequence 《英》
serenade n. セレナーデ
serial a. セリーの   cf) series (セリー)
serial music
serial composition
serial technique
series n. セリー、音列(特に十二音技法の十二音列)
=tone row 《米》, note row 《英》
service n. (1) 礼拝、礼拝式
attend morning service (朝の礼拝に出る)
(2) サーヴィス、英国国教会の礼拝式文に作曲した典礼楽曲。
seventh chord n. 七の和音
三和音 triad の上にさらに、根音 root からの第7音を積み重ねた和音。
dominant seventh chord (属七の和音)
diminished seventh chord (減七の和音)
Sext n. 六時課
聖務日課 divine office における8つの定時課の一つで、正午に行われる礼拝。一時課 Prime、三時課 Terce、九時課 None と合わせて、小時課 little hours と総称される。
sextet n. 六重奏
sextuplet n. 6連符  cf) triplet (3連符)
shake n. トリル =trill
sharp n. シャープ、嬰記号(♯)
double sharp (ダブル・シャープ)
C sharp minor (嬰ハ短調)
sharpen vt. 半音高くする  cf) flatten (半音下げる)
sheet music n. 楽譜
shift n. ポジション移動
shifting by extension (指の伸長によるポジション移動)
short score n. ショート・スコア
各声部が二段の譜表 stave に圧縮されて書かれたスコア。
cf) open score (オープン・スコア)
side drum n. 小太鼓 (略記 S.D.)
=snare drum
sight-reading n. 初見、楽譜の初見演奏、初見歌唱
初めて見た楽譜を即座に演奏すること。
cf) sight-singing (初見歌唱)
cf) at sight (初見で)
sight-singing n. 初見歌唱
cf) sight-reading (初見演奏、初見歌唱)
Silvester n. 《独》ジルヴェスター、大晦日(おおみそか)
=New Year's Eve 《英》
Silvester concert (ジルヴェスター・コンサート)
sim. a. simile の略
similar motion n. 並進行、並行
声部書法 part-writing において、2つ以上の声部が同時に同じ方向に動くこと。
cf) contrary motion (反進行、反行)
cf) oblique motion (斜進行、斜行)
simile
simili
a. 《伊》シーミレ =similar 《英》
「同様に」 奏法などを前と同様に続ける指示。例えば、最初の小節だけスタカート記号などで奏法を具体的に記譜して、以降記譜を省略するときに用いる。simili (シーミリ)は複数形。
sinfonia n. 《伊》シンフォニア
最初期の交響曲、イタリア風序曲
sinfonia concertante n. 《伊》協奏交響曲、シンフォニア・コンチェルタンテ
sitar n. シタール。北インド起源の撥弦楽器
sixteenth note n. 《米》16分音符  cf) semiquaver 《英》
sixty-fourth note n. 《米》64分音符  cf) hemidemisemiquaver 《英》
sketch n. スケッチ、作曲家が遺した作曲の草稿
sleigh bells n. スレイ・ベル(そりの鈴)
slur n. スラー
slurred a. スラーがかかった
slurring n. スラーをかけること
snares n. スネア、響線(ひびきせん)
小太鼓の裏面の皮に接するように張られた数本のガット弦、または金属弦。皮の振動に共振して、カシャカシャというさわり音 ratteling effect を出し、音色の輝きを増す。
snare drum n. スネアドラム、小太鼓 (略記 S.D./Sn.D.)
=side drum
solemn a. 荘厳な、荘重な
a solemn Largo (荘厳なラルゴ)
solo n. 《伊》ソロ  [複数形] soli (ソリ)
(1) 独奏、独唱
(2) オーケストラ曲のある部分で、特定の楽器奏者やそのパートを際立たせるときに行う指示。
(3) コンチェルトで、トゥッティ tutti (総奏)に対する独奏部分のこと。
soloist n. 独奏者、ソリスト
solo sonata n. 《伊》ソロ・ソナタ
バロック時代後期に、一つの独奏楽器と通奏低音のためのソナタに用いられた語。
sombre a. 暗い、陰鬱な
a sombre Funeral March (陰鬱な葬送行進曲)
sonata n. ソナタ  [複数形] sonatas
complete piano sonatas (ピアノソナタ全集)
sonata da camera n. 《伊》室内ソナタ、ソナタ・ダ・カメラ
=chamber sonata
sonata da chiesa n. 《伊》教会ソナタ、ソナタ・ダ・キエーザ
=church sonata
sonata form n. ソナタ形式
sonata-rondo form n. ソナタ・ロンド形式
sonatina n. ソナチネ [複数形] sonatinas
song cycle n. 連作歌曲
sonority n. 響き
rich sonority (豊かな響き)
sordino n. 《伊》ソルディーノ、弱音器、ミュート =mute
con sordino (コン・ソルディーノ)
senza sordino (センツァ・ソルディーノ)
soundboard n. (1) (弦楽器の)共鳴板
(2) (鍵盤楽器の)響板
sounding point n. (弦楽器の)弦の上の弓の位置
駒 bridge に近い位置で弾くとときつく強い音になり、指板 fingerboard に近い位置だと小さくやわらかい音になる。
sound post n. (弦楽器の)魂柱
source n. 原典
historical sources (史料)
spacing n. 声部配置
声部間の音程の隔たりを考慮して和音の構成音を配置すること。四声体和声 four-part harmony で、上3声が1オクターヴ以内に納まる場合を「密集位置 close position」、1オクターヴより広い場合を「開離位置 open position」という。
Spieldauer n. 《独》演奏時間 =duration 《英》
=Aufführungsdauer
spinet n. スピネット
17〜18世紀の小型のチェンバロ。
spiritual n. スピリチュアル
1740年から19世紀末にかけて、アメリカのキリスト教信仰復興運動から生まれた、宗教的性格を持つ民衆の歌曲。この語は、教会で歌われる伝統的な賛美歌と区別するために使われた呼称「スピリチュアル・ソング」に由来する。ホワイト・スピリチュアル(白人霊歌) white spiritual とブラック・スピリチュアル(黒人霊歌) black spiritual に分けられる。
spurious work n. 偽作
cf) doubtful work (真作かどうか疑わしい作品)
St n. 《独》Stimme([複数形] Stimmen)の略
Stabat Mater n. 《羅》スタバト・マーテル、スターバト・マーテル
聖母の悲しみの祝日にミサで歌われるセクエンツィア sequence (続唱) 。イエスの受難の際に十字架の脇に立ち尽くす聖母マリアの姿を歌った聖歌で、「Stabat Mater Dolorosa (悲しみの聖母はたたずむ)」と歌い始める。ラテン語詩の作者は13世紀のフランシスコ会の修道士トーディ(Jacopone da Todi 1230〜1306)と言われるが確証はない。16世紀のトリエント公会議でセクエンツィアから除外されたが、1727年に再び加えられた。ペルゴレージ(Giovanni Battista Pergolesi 1710〜1736)の作品がよく知られる。
staff n. 譜表 =stave
treble staff (高音部譜表)
bass staff (低音部譜表)
stand n. 譜面台 =music stand  cf) desk
statement n. (主題の)提示
the first statement of the melody (旋律の最初の提示)
stave n. 譜表 =staff
The score is set out on four staves. (スコアは4段の譜表で書かれている)
stem n. 符尾(ふび)、音符の「棒」
stentando ger. 《伊》ステンタンド
「ひきずって」「重く」「苦労しながら」
激しく苦悩して歌う場面などで用いられる。
stentato p.p. 《伊》ステンタート =stentando 《伊》
stick n. (弦楽器の弓の)スティック、弓本体の棒の部分
Stimme
Stimmen
n. 《独》声、パート、パート譜 [複数形] Stimmen
(1) (声楽の)声 =voice 《英》
(2) パート、声部 =part 《英》
(3) パート譜 cf) Partitur (スコア =score 《英》)
Part und St (スコアとパート譜)
stop n. (オルガンの)ストップ、音栓
stop vt. (弦楽器の弦を)指で押さえる
stop the note together on two strings (2本の弦の上で同時にその音を指で押さえる)
double stop (重音、弦楽器の重音奏法)
triple stop (三重音)
strascinando ger. 《伊》ストラッシナンド、ストラシナンド
「音をひきずるように」
イタリア語の動詞 strascinare (=drag 《英》 引きずる)に由来する語。スラーを重くかけて演奏せよ、という指示。strascicando (ストラッシカンド)も同義。
stress n. 強勢、アクセント
stressed p.p. 強勢のある、アクセントのついた cf) unstressed
stressed semiquaver (強勢のある16分音符)
stretta n. 《伊》ストレッタ
楽曲のクライマックスを作る終結部分で、テンポを速めて緊張感を増すこと。
stretto n. 《伊》ストレット
(1) フーガの終結部で、ある声部の主題が終わらないうちに他の声部の応答が入って、たたみ込むように重なってゆくこと。主題が接近して繰り出されることで緊迫感が増す。
(2) ストレッタ stretta と同義。
string n. 弦、(複数形で)弦楽器、弦楽オーケストラ
open string (開放弦) cf) open A (開放弦のA)
Air on the G String (G線上のアリア)
string orchestra (弦楽オーケストラ)
Serenade for strings (弦楽のためのセレナーデ)
string. ad. stringendo の略
string orchestra n. 弦楽オーケストラ、弦楽合奏団
stringed a. (楽器が)弦を備えた、〜弦の
a twelve-stringed guitar (12弦のギター)
stringed instruments n. 弦楽器
stringendo ad. 《伊》ストリンジェンド
「だんだんせきこんで」「だんだん急迫して」「次第に速度を上げて」
strong beat n. 強拍  cf) weak beat (弱拍)
拍の強弱が交替する拍節構造において、「強」の部分に相当する拍。
strophe n. (詩の)節
strophic song n. 有節歌曲
詩の全ての節が同じ旋律で歌われる歌曲。
cf) through-composed song (通作歌曲)
Stück n. 《独》小曲、小品  =piece 《英》
Fünf Stücke =five pieces 《英》
study n. (1) 練習曲、エチュード =étude 《仏》
(2) 習作
a study for 23 solo strings (23の独奏弦楽器のための習作)
subdominant n. 下属音、サブドミナント
全音階の第4音
subdominant chord n. 下属和音
subdominant key n. 下属調
subito ad. 《伊》スビト、スービト
すぐに、ただちに
subito forte (スビト・フォルテ)
subject n. 主題  cf) theme
英語の subject と theme は、ともに「主題」と訳されるが、両者の区別は明確ではない。ただし、フーガの場合は、subject が用いられることが多い。また、特にフーガの応答 answer の対としては、subject が用いられる。下記の説明の(2)を参照。
(1) テーマ theme と同義
(2) フーガで、ある声部が提示する主題。これに対して他の声部が答える模倣楽句を応答 answer と呼び、主題と4度または5度離れて現れることが多い。
1st subject (第一主題)
fugal subject (フーガ主題)
counter subject (対主題、フーガの対位主題)
subject group n. 主題群
submediant n. 下中音、サブメディアント
全音階の第6音
subscription n. (1) (定期刊行物、書籍の)予約購読、予約販売
(2) (コンサート、演劇などの)入場回数券
purchase a 10-concert subscription (演奏会10回分の会員券を買う)
subscription concert n. 予約演奏会
チケット前売り予約制のコンサート。会員を募って、シリーズ物の演奏会を聴ける会員券(年間パスなど)を予約販売することが多い。
subsidiary notes n. = accessory notes
トリルやターンによって生じる装飾音。トリルやターン記号が付された記譜上の音符(principal note)に対して、トリルやターンによって生じる1音上または1音下の音。
succession n. (音の)進行、動き、つながり cf) motion
suite n. 組曲
いくつかの小曲または楽章をまとめた複合的な器楽曲。
(1) 古典組曲 classical suite
バロック時代の古典組曲は、同じ調で統一された複数の舞曲様式の楽曲を配列した多楽章形式として発達した。基礎となったのは、例えばパヴァーヌとガイヤルド、アルマンドとクーラント、サラバンドとジーグのように同一の調で書かれた緩急の舞曲のペアであり、これらのペアが別のペアと組み合わされて組曲を形成した。古典組曲の形式を確立したのは、ドイツの作曲家フローベルガー(Johann Jakob Froberger 1616〜1667)で、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4つの舞曲配列がバロック後期の組曲の定型となった。
(2) 19世紀以降の組曲
19世紀以降は、ビゼーの「カルメン」組曲やチャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲のように、オペラやバレエから数曲を抜粋した管弦楽用組曲が登場する一方、グリーグの組曲「ホルベアの時代から」やパリーの「イギリス組曲」のように復古主義的な作品も書かれている。
classical suite (古典組曲)
Orchestral Suite No.2 (管弦楽組曲第2番)
Carmen Suite (「カルメン」組曲)
Nutcracker Suite (「くるみ割り人形」組曲)
sul ponticello ad. 《伊》スル・ポンティチェッロ
「駒の上で」の意。弦楽器で弓を駒のすぐ近くに寄せて演奏すること。高次倍音の多いシューシューという音を伴う独特な硬い音質が得られる。 sul pont. と略記される。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番 Op.131 の第5楽章のコーダに例がみられる。
sul tasto ad. 《伊》スル・タスト
「指板上で」の意。弦楽器で弓を指板の近く、または指板上に寄せて演奏すること。高次倍音の少ない柔らかな音質が得られる。
supertonic n. 上主音、スーパートニック
全音階の第2音。主音のすぐ上の音
suspension n. 掛留(けいりゅう)、掛留音
swell n. (1) 音量の増減
(2) クレッシェンドやデクレッシェンドを表す「松葉」記号。swell mark
syllabic style n. シラブル様式
単旋聖歌 plainchant において、歌詞の1つの音節を1つの音符に当てて歌う様式。
cf) melismatic style (メリスマ様式)
cf) neumatic style (ネウマ様式)
syllable n. 音節、シラブル
sympathetic strings n. 共鳴弦
弦楽器の弦のうち、弓で弾いたり、はじいたりせずに、共鳴して音を出す弦のこと。ヴィオラ・ダモーレやシタールなどの楽器にみられる。
symphonic poem n. 交響詩
symphonist n. 交響曲作曲家
symphony n. 交響曲、シンフォニー
Toy Symphony (おもちゃの交響曲)
syncopated p.p. シンコペーションのリズムの、切分された
Syncopated Clock
syncopated accents
syncopation n. シンコペ−ション、切分音
synthesizer n. シンセサイザー
system n. 譜表、大譜表、連合譜表
(ピアノ譜やオーケストラ・スコアのように)2段以上の五線譜 stave を左端に括弧を用いてとりまとめたもの。
 
[T]
 
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table n. (弦楽器の)表板 =belly cf) back (裏板)
tacet n. 《羅》タチェット、《仏》タセット (原意は「沈黙」)
(1) オーケストラや室内楽などで、あるパートが一つの楽章でまったく演奏せず休みとなること。パート譜のその楽章に tacet と表記される。
(2) 同じフレーズの繰り返しをリピート記号で記譜するとき、あるパートが繰り返しのどちらかの回は演奏せず休みになる場合に用いられる表記。例えば1回目を演奏し2回目が休みならば、「2x tacet」または「1x only (play)」と表記される。
tailpiece n. (弦楽器の)テイルピース
tambourin n. 《仏》タンブラン、タンブーラン
(1) フランスのプロヴァンス地方の民俗舞踏で用いられる両面長胴太鼓。タンブラン・ド・プロヴァンス tambourin de Provence
(2) 上記の民族楽器に由来する 18世紀フランスの舞曲。快活な2拍子の曲で、ラモーのオペラの中に作例がみられる。
tambourine n. タンバリン、タンブリン (略記 Tamb.)
tarantella n. 《伊》タランテラ
南イタリアの民族舞踊で、6/8拍子の急速な舞曲。毒グモのタランチュラ tarantula に噛まれたとき、この舞踊を踊ると治るという伝説がある。
tam-tam n. タムタム。中国起源の銅鑼(どら)
tasto solo n. 《伊》タスト・ソロ  =one key alone
通奏低音パートに対して、和音を付けずに記譜されたバスの旋律だけを単音で演奏させる指示。tasto は「鍵盤」の意。ヘンデルの合奏協奏曲 Op.6-1 の第3楽章 Adagio の終わり付近に例がみられる。
technique n. 演奏法、演奏技法、(演奏者の)技量、腕前
temper vt. (楽器を)調律する
temperament n. 音律
音楽で用いる音高の相互関係を数理的、音楽的に規定したもの。音律論で扱うのは、絶対的な音高(振動数)ではなく、振動数の比率である。
equal temperament (平均律、12等分平均律)
unequal temperament (不等分平均律)
mean-tone temperament (中全音律)
tempo n. 《伊》テンポ
楽曲を演奏する速さ、速度。
in tempo (イン・テンポ、正確なテンポで)
increase the tempo (テンポを上げる)
slow the tempo (テンポを落とす)
slow down the tempo (テンポを落とす)
tempo di menuetto
tempo di minuetto
n. 《伊》テンポ・ディ・メヌエット
《伊》テンポ・ディ・ミヌエット
「メヌエットのテンポで」 18世紀後半の器楽曲でメヌエット風の楽章に用いられた表題。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番の第3楽章に Rondeau, tempo di menuetto の指示がみられる。
tempo di valse n. 《伊》テンポ・ディ・ヴァルス
「ワルツのテンポで」 ドヴォルザークの弦楽のためのセレナーデの第2楽章に例がみられる。
tempo giusto n. 《伊》テンポ・ジュスト
「正確な速さで」「規定の速さで」
Allegro giusto のように用いるときは、速くなり過ぎない中庸なアレグロを表す。チマローザのオーボエ協奏曲(A.ベンジャミン編曲)の第4楽章に例がみられる。
tempo mark n. 速度記号
楽曲の速度を指示する記号。メトロノームの数字で指示する方法と Allegro や Andante のように言葉で指示する方法がある。
tempo ordinario n. 《伊》テンポ・オルディナリオ =common time
普通拍子(コモン・タイム)。4/4拍子。
tempo primo n. 《伊》テンポ・プリモ
「最初の速さで」 曲の途中で速度の変化があったあと、冒頭の速度に戻る指示。
tempo rubato n. 《伊》テンポ・ルバート
「テンポを柔軟に伸縮させて」
tenor n. テノール、テノル、テナー
語源はラテン語の tenere (保持する)に由来する。下記の説明(5)を参照。
(1) 高音域の男声
(2) 4声作法における下から2番目の声部
(3) ヴィオラ(主に18世紀の文献でみられる用法)
(4) 声楽のテノールと同等の音域を占める楽器の名に冠する。(例:tenor saxophone)
(5) オルガヌム organum において長く保持される定旋律 cantus firmus のこと。または、定旋律を受け持ち、楽曲の中心となる声部。
tenor C n. テノール・ハ音
1点ハ音のこと。
tenor clef n. テノール記号
五線譜の第4線を1点ハ音とするように書かれたハ音記号。
tenor saxophone n. テナー・サクソフォーン
Terce n. 三時課
聖務日課 divine office における8つの定時課の一つで、午前9時に行われる礼拝。一時課 Prime、六時課 Sext、九時課 None と合わせて、小時課 little hours と総称される。
ternary form n. 3部形式  cf) binary form (2部形式)
compound ternary form (複合3部形式)
tessitura n. 《伊》テッシトゥーラ cf) compass, range, register
ある楽曲において、使われる音の大部分が含まれる平均的な音域。曲のテッシトゥーラが高い、または低いなどと表現される。(tessitura は英語の texture に相当する単語)
The tessitura of a piece is not decided by the extremes of its range, but rather by which part of the range is most used. (曲のテッシトゥーラは、音域の最高音と最低音によって決定されるのではなく、音域のどの部分がよく用いられるかよって決定される)
texture n. テクスチュア
音楽作品の構成における、音(声部)の基本的な組み合わせ方、旋律と和声の織り合わせ方。複数の声部がそれぞれ独立した旋律を持って組み合わされている場合をポリフォニックなテクスチュアと呼び、1つの声部の旋律が他声部の和声で伴奏される場合や全ての声部が同じリズム型で動いて和音中心に構成されている場合をホモフォニックなテクスチュアと呼ぶ。
cf) polyphony (ポリフォニー)
cf) homohony (ホモフォニー)
cf) monophony (モノフォニー)
thematic a. 主題の
thematic catalogue (主題目録)
thematic transformation (主題変形、主題変容)
thematic metamorphosis (主題変容、主題変形)
theme n. 主題、テーマ  cf) subject
英語の subject と theme は、ともに「主題」と訳されるが、両者の区別は明確ではない。ただし、主題に基づく変奏や変形に言及する場合は、theme が用いられることが多い。
1st theme (第一主題)
primary theme (主要主題)
subsidiary theme (副主題)
secondary theme (副主題)
theme and variations (主題と変奏)
theorbo n. テオルボ
16世紀末から18世紀に用いられた大型のリュート。通奏低音楽器として用いられることが多かった。
theremin n. テルミン
旧ソ連の物理学者レフ・テルミン Lev Sergeyevich Termen (Léon Theremin 1896〜1993) が1920年に発明した世界初の電子楽器。
thesis n. 《希》テシス cf) arsis アルシス
元来は古代ギリシアの舞踏において、アルシスは足を上げること、テシスは足を下げることを意味した。
(1) 強勢が置かれた拍、強拍、下拍
(2) (古典詩の)強音部、揚音部
(3) (英詩の)弱音部
third n. 3度
major third (長3度)
minor third (短3度)
Picardy third (ピカルディ3度)
thirty-second note n. 《米》32分音符  cf) demisemiquaver 《英》
thoroughbass n. 通奏低音  cf) basso continuo 《伊》
through-composed song n. 通作歌曲
詩の各節が異なる旋律で歌われる歌曲。
cf) strophic song (有節歌曲)
ticket agency n. チケット取扱所、前売所、プレイガイド
※日本語の「プレイガイド」は和製英語。
online ticket agency (ネットのチケット販売)
tie n. タイ
timbre n. 音色 =tone color
time n. (1) 拍子  cf) meter
six-eight time (6/8拍子)
duple time (2拍子)
triple time (3拍子)
quadruple time (4拍子)
simple time (単純拍子)
compound time (複合拍子)
the only movement in triple time (3拍子で書かれた唯一の楽章)
beat time (拍子をとる)
(2) 速度、テンポ  cf) tempo
in time (正確なテンポで、遅れずに) =in tempo
in slow time (ゆるやかな速度で)
time-signature n. 拍子記号
time value n. 音価、音の長さ =note value
in doubled time values (倍の音価で)
timpani n. 《伊》ティンパニ (略記 Timp.) =kettle drums 《英》
tonal ambiguity n. 調の不確かさ、調のあいまいさ
ambiguous in tonality (調があいまいな)
ambiguity of harmony
harmonic ambiguity
The key is hidden at first. (最初は調がはっきりしない)
tonal harmony n. 調性的和声、調的和声
tonality n. 調性  cf) atonality (無調、無調性)
tone n. (1) 楽音
(2) 全音 =whole tone  cf) semitone (半音)
tone cluster n. トーン・クラスター
tone color n. 音色 =timbre
tone-deaf a. 音痴の  cf) tone-deafness (音痴)
tone poem n. トーン・ポエム、音詩
tone-row n. 《米》(十二音音楽の)音列 =note-row 《英》
tone system n. 音組織(おんそしき) =Tonsystem 《独》
音楽の理論的基礎として規定される音高、または音高の相互関係に関する体系のこと。音律 temperament、音階 scale、旋法 mode、調 key などを全て含む総括的な概念。
tonguing n. タンギング
管楽器を吹くとき、舌の運動によって音の出だしに強弱を与える演奏技法。弦楽器の運弓法に相当し、楽句や音の性格によって使い分ける。シングル・タンギング single tonguing は、各音符を同一種類の舌の運動でひとつひとつ演奏する技法。ダブル・タンギング double tonguing は、2種類の舌の運動を交互に用いて速いテンポの連続音を演奏する技法。フラッター・タンギング flutter tonguing は、舌先を口蓋にあてて転がす技法。
tonic n. 主音、トニック
全音階の第1音
tonic key n. 主調
楽曲の中心となる調。
tonic pedal n. トニック・ペダル
主音を延ばす持続低音(オルゲルプンクト)
above a sustained tonic pedal in the piano
tonic triad n. 主和音
主音 tonic を根音 root として、その上に3度と5度の音を積み重ねて構成される三和音 triad のこと。Tと表記される。
Tonsystem n. 《独》音組織(おんそしき) = tone system 《英》
top note n. 最高音
tourdion
tordion
n. 《仏》トゥルディオン
16世紀のフランスで流行した快活な3拍子の舞踏および舞曲。バス・ダンス basse danse の後に続いて踊られることが多い。
tract n. トラクトゥス、詠唱 =tractus 《羅》
ミサ固有式文の聖歌の一つで、四旬節の期間中やレクイエムなどでアレルヤ唱 alleluia の代わりに歌われる。
tractus n. 《羅》トラクトゥス =tract 《英》
transcribe vt. 編曲する
transcription n. 編曲、トランスクリプション
オーケストラからピアノへなど、演奏形態の変更を伴うものを指す。
transformation n. (主題の)変形、変容
thematic transformation (主題変形、主題変容)
transformation of motives (動機の変形)
transition n. 移行部、経過部、推移
transposition n. 移調
transposing instruments (移調楽器)
transvers flute n. フラウト・トラヴェルソ、横笛
=flauto traverso 《伊》
If, in earlier times, a transverse flute was intended, a modifier had to be added to the noun (e.g. cross, German, transverse, traversière, traverso).
traversa n. 《伊》横吹きのフルート、フラウト・トラヴェルソ
=flauto traverso 《伊》
treble clef n. 高音部記号(ト音記号)
cf) bass clef (低音部記号)
treble staff n. 高音部譜表
高音部記号を五線譜の最初に付けた譜表。例)ピアノの右手の譜表。
cf) bass staff (低音部譜表)
tremolo n. トレモロ [複数形] tremolos
triad n. 三和音
基礎となる音(根音 root)の上に、3度と5度の音を積み重ねた和音。主音の上に構成される三和音を主和音 tonic triad、属音の上に構成される三和音を属和音 dominant triad という。
major triad (長三和音)
minor triad (短三和音)
augmented triad (増三和音)
diminished triad (減三和音)
primary triad (主要三和音)
triangle n. トライアングル (略記 Tri.)
trill n. トリル =shake
the trill with appoggiatura (前打音を伴ったトリル)
trio n. トリオ
(1) 三重奏、三重唱
(2) メヌエットやスケルツォなど、3部形式の楽曲の中間部。
trio sonata n. トリオ・ソナタ
triple woodwind n. 3管編成
オーケストラの楽器編成と規模を表す言葉で、2管編成の木管楽器に各1本の同属楽器を加えてそれぞれ3本とした規模の編成。例えば、フルート2本にピッコロ、オーボエ2本にイングリッシュ・ホルン、クラリネット2本にバス・クラリネット、ファゴット2本にコントラファゴットを加えてそれぞれ3本と数える。
cf) double woodwind (2管編成)
cf) quadruple woodwind (4管編成)
triplet n. 3連符
duplet (2連符)
triplet (3連符)
quadruplet (4連符)
quintuplet (5連符)
sextuplet (6連符)
septuplet (7連符)
tritone n. 三全音
3つの全音から成る音程。
descending tritone motif
trombone n. トロンボーン (略記 Tbn.)
trumpet n. トランペット (略記 Tr./Trpt.)
tuba n. チューバ (略記 Tba.)
bass tuba (バス・チューバ)
Wagner tuba (ヴァーグナー・チューバ)
tune n. (1) 節回し、調べ、曲
(2) 正しい調律、(他楽器との)調和
in tune (チューニングが合っている)
out of tune (チューニングが合っていない)
tune vt. 調律する、調弦する
tune in fifths (5度調弦する)
tuneful a. 音楽的な、音楽的な音を出す
The individual parts are not always very tuneful. (個々のパートは必ずしも旋律的に美しいとは限らない)
tuning n. チューニング、調律、調弦
tuning fork n. 音叉
turn n. ターン
inverted turn (転回ターン)
tutti n. 《伊》トゥッティ、総奏
(1) 「全部で」の意味で、演奏者全員が同時に奏すること。
(2) バロック時代のコンチェルトで独奏部(ソロ solo)と対比される合奏部分のこと。
twelve-note method
twelve-tone technique
n. 十二音技法
オクターヴ内の12個の半音すべてを均等に扱って、無調を組織化する技法。20世紀初めにシェーンベルクが提唱した、12音で構成される音列 tone row (セリー series)に基づく技法が代表的で、その後、ベルクやウェーベルンに受け継がれて発展した。
twelve-note music
twelve-tone music
n. 十二音音楽 cf) dodecaphony (ドデカフォニー)
十二音技法を用いた音楽。
     
 
[U]
 
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unacc. a. unaccompanied の略
unaccompanied a. 無伴奏の cf) accompanied (伴奏付きの)
under prep. 〜の指揮で
The work had its first performance, under von Bülow, in Munich. (フォン・ビューローの指揮によってミュンヘンで初演された)
under Mahler's direction (マーラーの指揮で)
under the baton of the composer (作曲者の指揮で)
undertone n. 小さな声、小声
in an undertone (小さな声で) cf) sotto voce 《伊》
unequal temperament n. 不等分平均律  cf) equal temperament
半音の間隔が等しくない平均律
unis. n. unison の略  cf) div. (ディヴィジ)
オーケストラのスコアやパート譜で、ディヴィジ div. から戻る指示。一つのパートが二つ以上に分かれて演奏していたのが、一つに戻る。
unison n. ユニゾン
(1) 同音、同度、1度 =prime
(2) 斉奏、斉唱。複数の声部が同じ旋律を、同度またはオクターブで演奏すること。
play in unison (ユニゾンで演奏する)
(3) ディヴィジ div. から戻る指示。unis. と略記。
unmeasured a. 一定のリズムがない、拍子にとらわれない
(詩の)韻律が整っていない、韻律的でない
cf) measured (リズミカルな、韻を踏んだ)
upbeat n. 上拍、アウフタクト、弱拍 =Auftakt 《独》
指揮棒を振り上げる動作で示される拍。弱拍 weak beat に相当する。
cf) downbeat (下拍、強拍)
Uraufführung n. 《独》初演
=first performance 《英》
=premiere 《仏》《英》
cf) Aufführung (《独》演奏) =performance
Urtext edition n. 原典版(Urtext はドイツ語で原典の意味)
Wiener Urtext edition (ウィーン原典版)
     
 
[V]
 
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value n. 音価、音の長さ =note value, =time value
the grace-note value (装飾音の長さ)
the value of a quaver (8分音符の長さ)
variant n. ヴァリアンテ、ヴァリアント
(1) 異本。ある楽曲の原典資料が複数ある場合、主要な資料に対する種々の異資料。
(2) 上記(1)において、主要な資料と相違する読みを示す箇所。
(3) 主題や楽想の変化形。元の楽想に対して意匠を凝らしてさまざまな変化を与えられたもの。
variation n. 変奏曲
theme and variations (主題と変奏)
vehicle n. (天分、才能などの)表現手段、発揮する手段
Her vehicle was the Elgar Concerto. (彼女の才能を発揮する手段はエルガーのコンチェルトだった)
verse n. ヴァース(有節歌曲の詩の一連または一行)、詩句、韻文詩の一行
Vespers n. 晩課(ばんか)
聖務日課 divine office における8つの定時課の一つで、日没時に行われる礼拝。晩課の後半では、マニフィカトが歌われる。
vibraphone n. ヴィブラフォン (略記 Vib.)
vibrato n. 《伊》ヴィブラート
Occasionally a composer may direct 'senza vibrato' where a straight sound is required. (作曲家はストレートな響きが欲しいところには senza vibrato 「ヴィブラートなしで」と指示することがある)
viol n. ヴィオール、ヴィオラ・ダ・ガンバ
=viole 《仏》、=viola da gamba 《伊》
viola n. ヴィオラ (略記 Vla./Va.)
viola da gamba n. 《伊》ヴィオラ・ダ・ガンバ
violin n. ヴァイオリン (略記 Vln./Vl./Vn.)
violin family n. ヴァイオリン属
violoncello n. 《伊》チェロ (略記 Vc./Vlc./Vcl.)
cf) cello 《英》、Violoncello 《独》
virelai n. 《仏》ヴィルレー
ロンドー rondeau、バラード ballade とともに 14〜15世紀フランスの3つの主要な歌曲形式の一つ。14世紀のフランスの作曲家マショー(Guillaume de Machaut 1300頃〜1377)によって多くの作品が書かれた。
virtuosic a. 名人芸の、名人芸的な技巧の
virtuosity n. 名人芸、名人芸的な技巧
virtuoso n. 巨匠、大家、(音楽の技巧上の)名手
vivace ad. 《伊》ヴィヴァーチェ
「活発に速く」
vocal a. 声の、声楽の cf) instrumental (楽器の、器楽の)
vocal music (声楽曲)
vocal score (ヴォーカルスコア)
vocal score n. ヴォーカルスコア =piano-vocal score 《米》
オペラなどのスコアで、声楽のパートはそのまま記載し、オーケストラのパートをピアノ伴奏用に編曲したもの。歌手や合唱の練習用に使われる。
vocalise n. 《仏》ヴォカリーズ
(1) 母音唱法。歌詞や階名を用いず、一つまたは複数の母音で歌うこと。
(2) 母音唱法で歌われる歌曲。ラフマニノフの作品が代表例である。
vocalization n. 母音唱法 → vocalise
voice n. (1) (声楽の)声
male voice (男声)
female voice (女声)
mixed voices (混声)
(2) 声部
principal voice (主声部)
subsidiary voice (副声部)
inner voice (内声部)
upper voice (上声部)
voice-leading n. 《米》声部進行
楽曲(特に対位法的な楽曲)における各声部の進行のさせかた。「声部書法、パート書法 part-writing」と同義。
voluntary n. ヴォランタリー
英国国教会の礼拝で演奏される自由な形式のオルガン音楽。
"Trumpet Voluntary" (「トランペット・ヴォランタリー」)
vowel n. 母音  cf) consonant (子音)
v.s. vt. 《伊》volti subito の略。 =turn over quickly
「(ページを)すぐにめくれ」の意。
v.s. n. vocal score の略、ヴォーカルスコア
     
 
[W]
 
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waltz n. ワルツ、円舞曲  =valse 《仏》 =Walzer 《独》
Emperor Waltz (皇帝円舞曲)
=Kaiser-Walzer 《独》
weak beat n. 弱拍  cf) strong beat (強拍)
拍の強弱が交替する拍節構造において、「弱」の部分に相当する拍。
whole note n. 《米》全音符  cf) semibreve 《英》
whole tone n. 全音 =tone (2)
cf) semitone (半音)、half tone (半音)
whole-tone scale n. 全音音階
wind n. (1) 管楽器、吹奏楽器 =wind instrument
(2) (集合的に)管楽器
(3) [複数形](オーケストラの)管楽器群 [単数・複数扱い]
The winds is [are] too loud for the strings. (管楽器が弦楽器より強過ぎる)
wind band n. 吹奏楽団、(特に)軍楽隊 =military band
木管楽器と金管楽器を主体に打楽器を加えた編成をとる。これに対して、金管楽器を主体に打楽器を加えた編成のものをブラスバンド brass band という。
wind instrument n. 管楽器、吹奏楽器
wolf n. ウルフ、ウルフ音
woodwind n. 木管楽器
double woodwind (2管編成)
triple woodwind (3管編成)
quadruple woodwind (4管編成)
words n. [複数形で]歌詞
"Songs Without Words" (「無言歌」)
rhythmic notation of words (歌詞のリズム割り)
When music is set up to words, (歌詞付きの楽曲の場合、)
music and words by John Lennon (作詞作曲ジョン・レノン)
work n. 作品
 
[X]
 
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xylophone n. 木琴、シロフォン (略記 Xyl.)
cf) glockenspiel (鉄琴、グロッケンシュピール)
     
 
[Y]
 
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yodel n. ヨーデル =Jodel 《独》
アルプス地方で歌われる、地声と裏声(ファルセット falsetto)を急速に交替させる発声法、歌唱法、およびその歌唱法で歌われる音楽。
yodel vi.
vt.
ヨーデルを歌う
(歌などを)ヨーデルで歌う、ヨーデル調で歌う
 
[Z]
 
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Zither n. 《独》ツィター、チター
     

【参考文献】    このページのトップへ↑
ニューグローヴ世界音楽大事典(日本語版 講談社 1994)
平凡社 音楽大事典 (1983)
ラルース世界音楽事典 上下巻(福武書店 1989)
新訂 標準音楽辞典 第二版(音楽之友社 2008)
新編 音楽中辞典(音楽之友社 2002)
ポケット音楽辞典(音楽之友社 1998)
ポケット楽典 大角欣矢(音楽之友社 2001)
翻訳シリーズ 楽典入門 第1巻 エリック・テーラー著(サーベル社 2002)
翻訳シリーズ 楽典入門 第2巻 エリック・テーラー著(サーベル社 2004)
西洋音楽史T「バロック以前の音楽」 ルシアン・ジェンキンズ著(学研 2010)
西洋音楽史U「バロックの音楽」 クライヴ・アンガーハミルトン著(学研 2010)
西洋音楽史V「古典派の音楽」 スティーヴン・ジョンソン著(学研 2010)
西洋音楽史W「ロマン派の音楽」 デイヴィッド・マクリーリ著(学研 2010)
キリスト教と音楽 金澤正剛 著(音楽之友社 2007)
楽譜を読む本 感動を生み出す記号たち 沼口隆、沼野雄司ほか著(ヤマハ 2010)
バロック音楽 歴史的背景と演奏習慣 アントニー・バートン編(音楽之友社 2011)
音楽家の英語入門 三ヶ尻正 著(ショパン 2000)
新英和大辞典 第6版(研究社 2002)
ランダムハウス英和大辞典 第2版(小学館 1994)
 
The New GROVE Dictionary of Music and Musicians, second edition (2001)
The Concise Oxford Dictionary of Music, fifth edition (2006)
Elson's Music Dictionary: Containing the Definition and Pronunciation of Such Terms and Signs As Are Used in Modern Music by Louis Charles Elson
Kessinger Pub Co (2007) 20世紀初頭の著作の復刻版
The AB Guide to Music Theory Part I by Eric Taylor
The Associated Board of the Royal Schools of Music (Publishing) Ltd, (1989)
The AB Guide to Music Theory Part II by Eric Taylor
The Associated Board of the Royal Schools of Music (Publishing) Ltd, (1991)
 
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accents の文例を追加。(6月14日)
appoggiatura の文例を追加。(5月27日)
cantabile の説明を追加。(5月9日)
play の文例を追加。(4月28日)
stop (他動詞) の項目を追加。(4月13日)
sounding point の項目を追加。(4月6日)
position の文例を追加。(4月5日)
attribute の文例を追加。(2月28日)

traversa の項目を追加。(7月9日)
accordion の項目を追加。(6月19日)
musical saw の項目を追加。(4月26日)

solo sonata の項目を追加。(6月18日)
system の項目を追加。(6月17日)
vehicle の項目を追加。(6月16日)
feature の項目を追加。(6月15日)
arsis、thesis の項目を追加。(6月14日)
cacophony の項目を追加。(6月13日)
benefit concert、charity concert の項目を追加。(6月12日)
subscription、subscription concert の項目を追加。(6月11日)
chaconne、chacony、passacaglia の項目を追加。(6月10日)
attribute の項目を追加。(6月9日)
authorship の項目を追加。(6月8日)
spurious work の項目を追加。(6月7日)
similar motion、contrary motion、oblique motion の項目を追加。(6月6日)
on the beat、off the beat、accent(他動詞)の項目を追加。(3月15日)
idiom、idiomatic の項目を追加。(3月12日)
basse danse、tourdion、tordion の項目を追加。(3月10日)
branle の項目を追加。(3月8日)
florid の項目を追加。(3月3日)
backing、back、belly、table の項目を追加。(2月29日)
castanets、triangle の項目を追加。(2月27日)
bass drum、violoncello の項目を追加。(2月26日)
open score、short score、amplify、amplitude の項目を追加。(2月25日)
snares、snare drum、side drum の項目を追加。(2月23日)
stentando、stentato の項目を追加。(2月22日)
reprint の項目を追加。(2月21日)
Aufführung、Stück の項目を追加。(2月19日)
close position、open position の項目と、motive の説明を追加。(2月18日)
spacing の項目を追加。(2月17日)
bass region、chord-spacing の項目と motivic の用例を追加。(2月16日)
Komponist の項目を追加。(2月15日)
Uraufführung の項目を追加。(2月11日)
just intonation の項目を追加。(2月7日)
equal temperament の説明と temper の項目を追加。(2月4日)
elaboration の項目を追加。(1月30日)
tone system、Tonsystem、temperament の項目を追加。(1月29日)
false relation の説明と cross relation の項目を追加。(1月28日)
attack の項目を追加。(1月28日)
rendering の項目を追加。(1月27日)
instrumentation の説明(2)、scoring、Besetzung の項目を追加。(1月26日)
Note、Noten、Notenpult、Pult の項目を追加。(1月25日)
durata、durée、Aufführungsdauer、Spieldauer の項目を追加。(1月24日)
parti separate、partie séparée、Stimme、St の項目を追加。(1月23日)
partition、Partitur、partitura の項目を追加。(1月22日)
strascinando の項目を追加。(1月21日)
op. posth. の項目を追加。(1月19日)
acc.、unacc. の項目を追加。(1月18日)
discography の項目を追加。(1月14日)
beat の説明(3) を追加。(1月13日)
bind、ligature の項目を追加。(1月11日)
unison の説明(1)、prime の項目を追加。(1月9日)
maestro の項目を追加。(1月7日)
a t.、a tem. の項目を追加。(1月3日)
Silvester の項目を追加。(1月1日)


   更新日 2014年6月14日